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大学ホーム国際協力研究科在学生の方へカリキュラム・シラバス国際言語コミュニケーション専攻 専攻の方針および内容

カリキュラム・シラバス

国際言語コミュニケーション専攻

 21世紀の日本社会は、これまでにも増して、さまざまな分野でのグローバル化が進むと考えられるが、そうした国際社会において有効な国際協力を実践するためには、各分野に関する専門知識を涵養するとともに、そうした専門知識を活用するための言語情報を正確に理解し伝達することが必要不可欠である。なかでも、中国語および英語を使用するコミュニケーションの比重は世界的に見てきわめて高く、通訳や翻訳をはじめ、高度の実践的な言語コミュニケーション能力を有する人材の養成は急務である。

 このような社会の強い要請に応えるべく、国際協力研究科では、従来、博士前期課程の国際文化交流専攻を構成する専門分野の一つとして設けられていた「通訳・翻訳研究」を、中国語と英語を対象言語とした言語コミュニケーション学の理論と実践を学習し習得する「国際言語コミュニケーション専攻」として独立させて拡充し、通訳者、翻訳者、ならびに言語情報に関する各種のコーディネータ等の高度専門職業人の養成をめざすこととした。

 具体的には、国際社会の中の日本において各方面からの要請が強い中国語および英語を対象言語とし、通訳(同時および逐次)ならびに翻訳(金融、産業、医療、文芸など)を中心に、言語を軸とする各種の社会的・文化的国際交流・貢献に卓越した専門性と実践的運用能力をもってあたることのできる人材を養成することを目的としている。

 本専攻の修了者は、言語コミュニケーションに関する高度の専門知識と実践的運用能力を有した人材として、通訳者、翻訳者、あるいは言語コミュニケーションに関するさまざまの専門的なコーディネータという形で、社会的に十分な需要があると考えられる。

日中通訳翻訳研究

“わが国で唯一の日中同時通訳マスタープログラム"

 国内外の関連機関からの要請を受けて、わが国ではじめて設置された日中同時通訳者養成の大学院プログラムである。

 本研究には、海外の協定校をはじめ各大学や公的機関も注目しており、派遣留学の依頼も多数ある。このことからも時代のニーズに真に応えることのできる専攻であるといえる。

 本研究は、日本語と中国語の通訳翻訳研究の実践的研究の場を提供するものであり、現役の通訳者、翻訳者は、理論研究と技能の練磨によってより高いレベルの仕事を社会に還元できるようになる。また後進の指導にあたる教師陣を育成することも肝要であると考えている。

 将来の通訳者、翻訳者を目指す学生諸君でも相当な基礎力がないと消化できないハイレベルな講義・演習となっている。

英語コミュニケーション研究

“生きた英語の翻訳力・通訳力を高めるプログラム"

 翻訳・通訳は単なる単語の置き換えではない。話し手、書き手の社会、文化的背景を深く理解した上で,その思いを正しく伝えることが使命なのである。本研究では英語コミュニケーションを、単なる技法にとどまらず、さまざまな関連要素への理解を伴った「生きた英語」として活用できるよう、教育プログラムを組み上げている。

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