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大学ホーム国際協力研究科専攻のご紹介博士前期(修士)課程 国際文化交流専攻

博士前期(修士)課程 国際文化交流専攻

国際文化交流専攻 楠家重敏客員教授

 こんにちは、楠家重敏(くすや・しげとし)と申します。大学院では日欧文化交流史や修士論文の指導を行なっています。私の専門は日英文化交流史であり、とくにイギリス人の日本研究の歴史を調べています。つまり、外国人が日本をどのように観ているかというのが私の研究テーマです。外国人が日本を調査する際、いかなる思考方法、いかなる問題意識をもっているかを考察しています。イギリス人外交官のサトウ、アストン、イギリス人大学教師チェンバレン、はたまた英米人が1872年に横浜で設立した日本研究団体の日本アジア協会に関する本をこれまで書いてきました。

 これをふまえて、日欧文化交流史の授業をエピソードをたくさん紹介してすすめています。16世紀のイエズス会の日本語研究・日本文化研究、17世紀のドイツ人ケンペルの「日本誌」、18世紀と19世紀の西欧人の博物学と日本など講義のトピックは盛り沢山です。

 最近の卒業生の指導論文のテーマの一例をあげますと、「ピットリバース博物館の日本コレクション」があります。イギリスのオックスフォードにある博物館にまで行って、イギリスの人類学者の号令のもと収集された日本関係のデータを調査したものです。とてもユニークでグローバルな視点をもった優れた修士論文でした。

 みなさんと教室で授業をすることをとても楽しみにしています。

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