大学ホーム>国際協力研究科>国際協力研究科ブログ>一日本語教師の取り組む世界>第三回「マイクロティーチング・・・現在の姿」

仕事をしながらの厳しい条件下で修士論文を完成して修了した一日本語教師が,現在取り組んでいる教師養成上の問題点や,ライフワークと決めている視聴覚教材についてのあれこれを発信したいと思います。

第三回「マイクロティーチング・・・現在の姿」

2010年5月22日 22:29

 前回、マイクロティーチング(以下MTと記す)とは・・・ということをお話しましたが、今日は現在はどんな形で実施されているかについてお知らせします。

 MTは以前にもお話したように1963年アメリカ、スタンフォード大学で考案された教育実習プログラムです。1970年代に工学系教員養成のための方法として日本にも取り入れられたようですが、2010年現在、当時のMTを日本語教育の実践訓練に取り入れているところは、国内では2年前の調査の際、見つけることができませんでした。スタンフォードで考案されたMTは教育技術に視点が置かれていますが、現在の教員養成ではそれだけでは充分ではないこともあり、MTの方式をとりいれた実習を行いながら、それぞれの教育機関の指導方針に沿って必要な要素を入れ込んだ形になっているようです。

 私が以前、MTの調査のために実践を行ったときには、1963年考案の方法をほぼ忠実に再現する形で行いましたが、現在はやはりMTを基本にし、そこに必要だと思われる要素を取り入れたものになっています。

ご質問・ご意見などはkenkyuc@ks.kyorin-u.ac.jpにお寄せください

このページのトップへ