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オックスフォード英語研修 平成16年

伊藤 盡(外国語学部講師)

オクスフォードでの語学集中研修は、杏林大学外国語学部で英語を学ぶ学生にとっては、檜舞台のようなもの。この研修に参加する為に、一年生の時からアルバイトをして旅費を貯めながら、心待ちにしている学生もいるほどだ。
文字通りの不安と期待で胸一杯の学生たち19人は、空港までお見送りにいらっしゃった御父兄と、外国語学部赤井孝雄教授、田中茂彦教授にしばしの別れを告げて、8月22日、晴天の成田空港を飛び立った。

研修のメインは「チューター制度」の個人レッスンだ。日本ではあまり馴染みがないようだけれど、オクスフォードでは一般的な制度だ。
チューター(tutor)と呼ばれる教師は、担当の学生の勉強の進度や個人の性格に合わせて、勉学や生活について様々なアドバイスを与え、授業の中では学生に必要な知識や技能を磨く手助けをする。個人主義の徹底した英国ならではの方法だ。チューターは、オクスフォード大学に学ぶ大学院生や、語学学校に登録している経験豊かな講師まで様々だ。
チューターの個人レッスンは、土日を除く毎日だが、週二回のグループレッスンもある。グループの授業では、個人的な会話ではなく、お互いに他人の意見を聞きながら自分の意見も言う、ディスカッション形式の会話練習が行われる。英国文化を知るための行事も目白押しだ。

学生たち自身による、感謝のパーティが催され、皆それぞれに研修の成果を発揮しながら、列席のホストファミリーや講師を十分に楽しませてくれた。
日常生活で気づいた日本と英国の文化の違いを英語で発表したり、書道やかるた、折り紙などを英語で紹介するなど、学生の成長ぶりは感動的ですらあった。
修了証授与式では、チューターやホストファミリーを日本に連れて帰りたい、と嘆いた学生もいて、涙と笑いの別れとなった。

最後のロンドン滞在では、研修で培った英語を活かしてミュージカルを観劇した者もいて、まさに頼もしい杏林学生であった。(2004.10.9)

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