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杏林大学保健学部カナダ研修

保健学部臨床遺伝学教室 教授 清水淑子

9月11日成田を出発、カナダ、バンクーバーLangara Collegeでの第1回保健学部カナダ研修を終え、26日帰国しました。
看護学科1年生5名、2年生7名、3年生2名、臨床検査技術学科3年生1名、計15名が参加しました。
学生達は毎日の宿題をこなすのに大変だったことを除けば、本当に楽しく素晴らしい経験をしてきました。

バンクーバーはトロント、モントリオールに次ぐカナダ第3の都市で、ブリテイッシュコロンビア州の南端、西海岸に位置し、アメリカのシアトルから約170km北にあります。
ダウンタウンにはたくさんの高層ビルが立ち並び、澄んだ空、海、川、木々、種々の花々が美しくとても環境の良い町です。
Langara Collegeは閑静な住宅地の中にあり、ブリテイッシュコロンビア州内5大学を対象にした編入コースと30以上のキャリアトレーニングを持ち、7000人の学生に加えて400人の留学生がいます。

充実した英語コースは長年行われてきていますが、今回はじめて杏林大学保健学部の要望に答えて健康科学に重点をおいた新しい短期研修のコースができました。研修の内容を簡単に述べます。
朝9時から12時まで英会話、午後訪れる施設に関する学生達によるプレゼンテーション、関連するエッセイを読んで、その内容について質疑など学生達は英語を話す機会をたくさん持ちました。
テーマはHealth Care, Aging & Health, Nutrition, Living with Disabilities, Caring for Clients Postoperatively, Disease Control, Environmental Healthでした。
ランチはホームステイ先から持ってきたり、大学のカフェテリアで買って食べました。

午後からは施設を訪問しました。Japanese-Canadianのお年寄りが住むNikkei Home, 障害を持つ子供のリハビリテーションを行うSunny Hill Health Centre for Children, 大人のリハビリテーションを行うGF Strong Centre, 公衆衛生のBC Centre of Disease Control, 外科技術者を養成するためのCentre of Excellence for Surgical Education and Innovationの5つの施設で、いずれも新しいコンセプトを基に最先端の技術を取入れたものでした。

大学の看護の授業に参加し、手術後の患者の扱いについて学生に混じって体験しました。
二人のゲストスピーカーの講義も大変わかりやすく学生が参加できる形のものでした。

夜7時ごろまで明るく、90分の間に何度乗り換えてもよいバスシステムを利用して、放課後ダウンタウンに出て買物をしたり、ブリテイッシュコロンビア大学のキャンパス、人類博物館、美術館、スタンレー公園などに行きました。
土曜日にフェリーに乗って州都のあるビクトリアへ行き、素敵で可愛いダウンタウン、美しい庭園Buchart Gardenを訪ねました。

木曜日の午後スクールバスでCapilano吊り橋に行きました。晴れた天気と気温18-22度という幸運に恵まれた毎日でした。

最終日には、ホストファミリーや大学の研修コーディネーターの方々を前に今回の研修と各人の将来を結びつけたプレゼンテーションを行い、修了証書をもらいました。
その後のピザパーテイでは皆2週間本当に頑張ったという充実感にあふれ、うれしそうでした。
全員がやさしい思いやりのあるホームステイ家族に恵まれ、カナダの素晴らしい環境に囲まれた2週間でした。
学生達は本当に来てよかった、近い将来また来たいと異口同音に語っていました。今後このプログラムが続いていくことを願ってやみません。

学生の声

カナダ研修に参加して
保健学部看護学科 2年 本間広恵

私は前期に思い切ってこの語学研修に参加することを決めて本当に良かったと思っています。それだけカナダで過ごした2週間は充実したものでした。英語漬けの毎日でしたがなぜだか苦痛というものはあまり感じませんでした。
私たちは、毎日Langara Collegeへ通い英語の勉強をしました。もちろん英語の勉強に重点を置いていましたが、その内容がカナダのヘルスケアや医療など、健康科学についてだったのは本当にうれいいことでした。
その他にも、様々な施設を訪問したり、Langara Collegeの看護学生に交じって一緒に看護の授業を受けることが出来たのは、私にとって本当に良い経験だったと思っています。
もう一つ良かったことは、2週間の全てをホームステイできたことです。
何とか相手に自分の思っていることを伝えようと、ジェスチャーを使用したりと様々な工夫をして会話をするようにしました。
何とか相手に伝えようという気持ち、がんばって聞き取ろうという気持ちがあれば、つたない英語でも会話ができるということを改めて実感することができ、本当に良かったと思っています。

この語学研修に参加して、私はたくさんのことを学び、多くの人たちと出会い、すばらしい思い出ができました。この夏の経験を忘れずに胸にとどめつつ、これからの学校生活を送っていきたいと思っています。

2005.9.29

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