1. 杏林大学トップ
  2. 高麗大学校留学から帰国した学生の留学体験記を紹介します

高麗大学校留学から帰国した学生の留学体験記を紹介します

2019年度 高麗大学校留学から帰国した学生の体験記を紹介します。


渡航期間:2019.8~2020.3
—————————————————————————————————————————
外国語学部英語学科 土屋 咲里花

 私は、去年の8月から4カ月間、韓国ソウルにある高麗大学に留学していました。本来今年の6月までの長期留学を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により半学期で終了となってしまいました。とても残念で心残りではありましたが4カ月を通して貴重な体験が出来たことをうれしく感じています。
 私は小学校高学年の時にKPOPに興味を持ち、次第に韓国の音楽だけではなく言語や文化に興味を持つようになりました。英語学科に在籍している私がなぜ高麗大学へ留学することを決めたかというと、韓国自体が好きで韓国語を本場で学びたかったという理由以外にも英語のスキルを上げたいと思ったからです。
 高麗大学は世界各地からの留学生を受け入れています。高麗大学にはKUBA( Korea University Buddy Assitant)という交換留学生を韓国人学生がサポートする団体があります。1つのグループが約100人でランダムに8グループに分けられて一緒に食事をしたり週末になると遊園地に出かけたりします。KUBAでの会話はほとんどが英語でした。最初は会話に入っていけず、萎縮してしまうときもありましたが私のグループは優しい雰囲気があり、隣に座ると話しかけてくれることが多かったので自然と馴染むことができまた英語を話す機会をたくさん作ることができ楽しい思い出になりました。
 特にKUBAのイベントで印象に残っているのは9月に行われるコヨンジョンと呼ばれる高麗大学とライバル校である延世大学がスポーツで対決する日本でいう早慶戦の応援の練習です。コヨンジョンは前期で一番大きなイベントなので両校も気合が入っていて応援も応援団がステージで行うのを見ながら応援の練習をしました。台風の影響で大会は中止となってしまいましたが、KUBAのみんなと音楽に乗ってダンスを踊ったり、肩を組んで歌ったりして1つになれた気がしてとても楽しかったです。
 また授業でも韓国語以外にも英語の授業も2つ履修していました。想像はしていましたが、高麗大学の授業はやはりレベルが高く授業毎に予習復習をしていました。私が韓国留学を通して最も驚き刺激を受けたことは高麗大学に通う韓国人学生の勉強量です。実際に授業と授業の間の空きコマに次の授業の予習をしようと思い勉強するスペースが見つからず、30分ぐらい構内をさまようこともあり、また定期テスト2週間前の週末には朝早くに場所を取りにいかないと全く無くなってしまうことがあるほどでした。周りの生徒が頑張っているところを見ながら私もこんなに一生懸命勉強するのは大学受験勉強以来だと感じるほど頑張ることができいい経験になったと同時に帰国してからも努力し続けなければならないと感じました。
 この留学を通して私は同じアジアの隣国に留学しただけなのに高麗大学というグローバルな環境によってより多くの貴重な経験が出来たと感じています。世界には同年代でありながら様々な経験や価値観を持っている人がたくさんいるということを直接肌で感じることが出来たことは私にとって大切な財産となりました。最後に日韓関係が戦後最悪と言われるなか私の考えを尊重して留学を許可してくれた両親と慣れない異国での生活に疲れた時に支えてくれた友人に感謝していることを伝えたいです。ありがとうございました。

※新型コロナウイルス感染症流行拡大のため、交換留学の期間を短縮して帰国しました。


杏林大学について

入試ガイド

就職・キャリア

留学・国際交流

キャンパスライフ・施設

キャンパス案内

各センター・施設

研究・社会活動

PAGE TOP