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ディーキン大学留学から帰国した学生の体験記を紹介します

2019年度 ディーキン大学に留学した学生の体験記を紹介します。


渡航期間:2019.9~2020.7
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外国語学部観光交流文化学科 岡林 平

 私はオーストラリア、メルボルンのシティから電車で1時間半ぐらいの郊外にあるDeakin UniversityのGeelong Water Front campusとWaurn Ponds campusに2019年の9月から2020年7月までの約9か月間に渡り留学をした。
 前半の15週間はDUELI (Deakin University English Learning Institute)と言うコースを受講した。EAP(English for Academic Purpose)と言う全4段階にレベル分けされているコースだった。これを卒業しないと、Deakin大学で一般の学生と同じように授業を受ける資格を与えられないのだ。小・中学生の時代に4年間シドニーに住んでいた事のある自分からすると、しょせん英語コースだと舐めていた。しかしDUELIでの学びは、留学生活の中でも大きく重要な部分だったと思う。オーストラリアで現地の学生と同じように大学で学ぶという事は、“英語が第一言語ではない留学生“という言い訳が通じない。それの準備として重要な学びなのだ。DUELIでは大学での学びの準備だけではなく、新しい仲間との出会いも多くある。世界中からきている人たちと出会え、それぞれのバックグランドがあるため、英語を勉強する以上の経験ができる場所であった。
 DUELIを卒業した後は、現地の学生に混じって普通のDeakin大学の学生として授業を受けていく。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で教室に集まって対面で授業を受けるというスタイルは2週間も出来なかった。オンラインへ全ての授業が移行されたからだ。ほとんどの先生は、オンラインに変わっても学生のサポートを全力でしてくれたおかげで、オンキャンパスの授業に敵わずとも、それに近いレベルの学びを出来たので良かった。中にはメールの返信を2か月以上してこない先生もいて、オンラインならではの困難にも直面した。それはそれで良い経験だったとポジティブに考えているが、大変だった。
 オンラインへ移行したことで、学校での新しい出会いもなければ、留学生友達の殆どが強制帰国でそれぞれに国に帰るなど寂しい思いはした。その分、ホームスティ家族との交流がより一層深くなった。ホストマザー、ファザーだけではなく、その息子/娘夫婦の家族と本当の家族の一員の様になることで出来て、毎日が楽しかった。学生寮には学生寮の良い所があるかもしれないが、ホームスティを選択した事は自分にとって大正解だと実感した。今年の留学は誰にも経験をした事のない困難の連続であっただろうが、それらの体験が人生の経験値として今後に活きてくると強く信じている。英語力よりも大事な国際力や適応力といった長期留学の本質をしっかりと育むことができた。

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