本募金は、平成29年3月31日を持って終了となります。

　杏林学園は1966 年に杏林短期大学として開学して今年で創立50周年を迎えました。2 年前から建設が進められてきた井の頭キャンパスはこの4 月に開校しました。
　八王子キャンパスから移転した総合政策学部、外国語学部、保健学部の新2 〜 4 年生に新入生を迎え、約3,500 名の学生が新たな学園生活を始めています。三鷹キャンパスの医学部、保健学部（看護学科看護学専攻）とあわせ全学部が三鷹に集結することで、4 学部の連携をより一層強化し、中規模総合大学の利点を生かした杏林ならではの教育・研究がスタートしました。

英知を集めた最高の新キャンパス

　井の頭キャンパスの建設にあたり私が描いた設計コンセプトは、1）シンプルな校舎の配置、2）武蔵野にふさわしい緑豊かなキャンパス、3）幅広い年齢層に親しまれる趣あるデザインでした。50 年に一度あるかないかのキャンパス丸ごとの移転ですから、敷地が限られた都心の大学によく見られる高層ビルタイプの大学ではなく、3つのコンセプトを備えた欧米様式のキャンパスにしたいと考えました。このため、かつて留学したアメリカの大学を含めた 10 数校を視察し、学問の府にふさわしい格調高いデザインに腐心しました。震災復興や東京オリンピックの決定などによる建設資材や人件費の高騰で曲折もありましたが、建物の総延べ床面積は八王子キャンパスより 10％増となり、教育設備も充実させ、これからの杏林の教育に最適の場が出来上がったと自負しております。

　都心から離れた利便性の問題に加え、景気低迷による「理高文低」の中で、本学も他大学の例に漏れず人文・社会科学系の学部の志願者減少が続いていましたが、今回の移転を契機に平成 28 年度入試ではそれらの学部の志願者は約 55％増となりました。来年以降は単に「立地条件 の良い場所に移転したから」というだけではなく、受験生から「杏林で学びたいから」と言ってもらえる、選ばれる大学にならなければなりません。そのためには、私達はここでどのような教育を行うのか、ということを学生に示す必要があります。新キャンパスでは杏林大学が受け継いできた教育と人財育成に更に力を入れていきたいと思っています。

「全ての人間のためにこの社会を少しでもより良くしようと不屈の努力を続ける人財」を育てたい

　

　上記は、創立者の松田進勇が杏林大学設立にあたり、著書の中で述べた言葉です。杏林大学が４学部、大学院 3 研究科、付属看護専門学校という今日の姿に発展し、50 周年を迎えたことは、創立者 松田進勇の信念に基づくこれらの言葉に多くの関係者が共感し、協力してくれたからだと思います。
　創立者の理念に従い、「全ての人間のためにこの社会を少しでもより良くしようと不屈の努力を続ける人財」を育てることが、私達のミッション（使命）だと思っています。学問を通じて教養を深め、人間の幅を広げ、他人を思いやる温かい心を持つ人財を育成するために、素晴らしいキャンパスを用意しました。
　学生諸君が人の役に立つ人財に成長し、成熟した大人として、このキャンパスから社会に羽ばたく日を楽しみにしています。

　

募金のご案内

皆様のご賛同、ご支援をお願い申し上げます。

募金概要

募金目的	井の頭キャンパス建設資金
募金目標額	40億円
募集期間	2014年6月1日〜2017年3月31日
募金対象及び口数	個人：1口2万円 法人：1口50万円（なるべく2口以上お願いいたします）

募金方法について

個人の皆様

平成29年3月31日までにお振込をお願い致します。
募金事務局よりお手続きに必要な書類（募金趣意書・要項、募金申込書、指定振込依頼書・払込取扱票、募金申込書返送用封筒）をお送りいたしますので、誠にお手数ですが、井の頭キャンパス建設募金事務局までご連絡ください。

その際、住所・氏名・連絡先電話番号・学園とのご関係（例：職員OB等）をお知らせください。

募金の手続き方法

A.銀行からのお振込み

振込手数料不要の指定された振込依頼書を必ずご使用ください。

B.郵便局からの払込み

払込み手数料不要の指定された払込み取扱票をご使用ください。

法人の皆様

平成29年3月29日までにお手数ですが、井の頭募金事務局にご連絡ください。

寄付者に対する免税措置について

お問い合わせ先

杏林学園創立50周年記念事業　井の頭キャンパス建設募金事務局

mail : bokin@ks.kyorin-u.ac.jp　tel.0120-50-1665（フリーダイヤル）　平日（月〜金）9:00〜17:00