本学校法人の平成23年度予算(案)が平成23年 3月25日開催された理事会・評議員会の結果、原案どおり承認されましたので、資金収支予算、消費収支予算の概要をお知らせします。
学生生徒納付金収入は、医学部の入学定員増6名(地域枠)、保健学部作業療法学科の(入学定員40名)等で、平成22年度決算見込比で2.5億円の増収を見込んだ。寄付金収入は、新病棟建設募金の開始(平成23年2月1日〜)をしたが、全体では平成22年度決算見込比2千6百万の微増を計上した。補助金収入は、私立大学等経常費補助金を中心に全体的には増収の見込は厳しい状況であるため、平成22年度決算見込とほぼ同額を見込んだ。また、医療収入は、手術件数・外来患者数・入院患者数の増加で順調に収入実績を伸ばしてきたが、平成22年度下半期は入院患者数が前年同月比で下回るなどの分析結果となった。その原因分析と早期改善策を検討しているところであるが、増収は厳しい状況と考え、平成22年度見込比で3.5億円の減収を計上した。
(1) 教育・研究及び医療の充実、省エネルギー対策の推進を図るため、主な施設設備の整備は以下の通り。
(2) その他の予算については、特に次の部署を考慮した。
この結果、資金面では総資金収入531億、総資金支出521億(予備費2億)の規模の予算となった。また、平成23年度(予算)の繰越金は、新病棟建設費の支払額46.8億を計上しているため、次年度への繰越金は162億と前年度繰越金191億を28.6億減少する繰越額となった。しかし、前年度繰越金191億には、平成23年3月に私立学校振興・共済事業団から新病棟建設資金として借入れた47億のうち、40.5億が含まれている。この資金は約定によって4月に支払う41.3億が含まれている。これを考慮すると前年度繰越金は151億となり、平成23年度予算は11億ほど増加して繰越すことになる。
経営面については、帰属収入443億、消費支出426億(予備費2億)の予算となり、帰属収支差額では17億の収入超過となる見込みである。
本年度も適正な予算執行と収支改善に取り組むことで、更に収支均衡が図れるよう全力を尽くす所存です。