予算編成の基本方針に沿って令和2年度の編成を進めた結果は、以下のとおりである。
学納金収入:113.31億(+2.47億)
保健学部(80名)、総合政策学部(30名)、外国語学部(30名)における改組等による定員増の学年進行中により、平成31年度予算比+2.47億円を計上。
寄付金収入:4.92億(+0.32億)
医学部等の研究に対する奨学寄付金、杏林大学教育研究募金を計上。平成31年度予算比で+0.32億の予算を計上。
補助金収入:19.56億(△1.40億)
国庫補助金収入では、研究整備費補助金等△0.20億円、地方公共団体補助金収入では、△1.08億。全体で平成31年度予算比△1.40億の予算を計上。
医療収入:384.83億(+15.55億)
令和2年度は診療報酬改定の年度でもあり、現時点では増収を見込める状況ではないため、昨年10月よりの診療報酬改定内容を基礎に試算を行い、新規導入の医療機器等の増収分を加算し、前年度予算比+15.55億円を計上した。
( 1)教育・研究及び医療の充実を図るための主な施設・設備の環境整備計画は以下の通り。
※災害拠点病院施設整備事業対象工事。
(2) その他の予算で特に考慮した部署は以下のとおり。
この結果、資金面では総資金収入629.16億、総資金支出626.66億(予備費1億を計上)の規模となる予算編成となった。また、経営面では、事業活動収入538.48億、事業活動支出532.70億(予備費1億を計上)となり、基本金組入前当年度収支差額は5.77億の収入超過予算となった。 しかし、当年度収支差額は基本財産(教育研究機器備品等)の取得などで、基本金組入額が47.10億となる見込みから、当年度収支差額は41.32億の支出超過となる予算編成となった。