予算編成の基本方針に沿って令和3年度の編成を進めた結果は、以下のとおりである。
学納金収入:113.13億円
令和2年度末の在学生数を見込み、翌年度各学部の入学者数を加算し学納金を試算した結果、令和2年度決算見込比+1.67億円を計上。
寄付金収入:5.39億円
医学部等の研究に対する奨学寄付金と令和2年度より開始した医学部新講義棟建設募金を計上した結果、令和2年度決算見込比+0.22億円を計上。
補助金収入:33.37億円
国庫補助金収入は、私立大学等経常費補助金等を見込んだ。地方公共団体補助金収入は、臨床研修医補助金のほかコロナウイルス感染症医療体制緊急整備事業(空床確保料)を見込み、令和2年度決算見込比で−6.6億円となる33.37億円を計上。
医療収入:364.4億円
令和2年度に引き続き新型コロナ感染症の収束が難しく、大幅な患者数の増加は見込めないと想定されるため、上半期はH31年度比△18%(入院)、△15%(外来)の患者数を想定。下半期はR2年度と同数の患者数を見込み、医療収入を試算した結果、令和2年度決算見込比+20.19億円の364.4億円を計上。
(1)人件費:228.11億円
私学共済掛金率の改定、定期昇給の増加分を見込みんだが、超過勤務手当及び退職金の減少により、令和2年度決算見込比−2.2億円の228.11億円を計上。
(2)教育・研究及び医療の充実を図るための主な施設・設備の環境整備計画は以下のとおり
(3)その他の予算で特に考慮した部署は以下のとおり
この結果、資金面では総資金収入620.73億、総資金支出645.09億(予備費1億を計上)の規模となる予算編成となった。 また、経営面では、事業活動収入531.40億、事業活動支出528.42億(予備費1億を計上)となり、基本金組入前当年度収支差額は2.97億の収入超過予算となった。