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大学基準協会相互評価結果

大学基準協会相互評価の掲載に当たって

本学は大学基準協会の相互評価を平成13年度に受け、その結果が3月8日に通知されました。この評価を受けるにあたり、医学部伊藤教授を委員長とする全学的準備委員会が設置されておよそ2年間の準備期間を経て、開学以来の膨大な資料を整理して昨年8月に基礎データ調書と点検評価報告書の2部からなる報告書を提出しました。また、12月と1月に八王子、三鷹両キャンパスの実地調査を受けました。相互評価の結果はI.相互評価結果、II.助言・勧告(概評、大学に対する提言、勧告、参考意見)よりなるA4版4ページに記され、本学の長所、問題点などの指摘がなされています。 協会は学外からの検証結果の社会への積極的公表を希望しています。学外へは学園ホームページで公表しますが、学内の教職員の皆様もぜひこの内容を知っていただき、今後の学園の改革と前進に役立たせていただきたく、相互評価の全文を「あんずNET」に掲載することにしました。この場を借りて、伊藤委員長をはじめ相互評価を受ける準備に大変な時間をさいて協力してくださった各パートの教職員の皆様に感謝します。

平成14年3月18日
学長 長澤 俊彦

杏林大学に関する相互評価結果

財団法人 大学基準協会
会長 大南 正瑛

相互評価結果

平成13年度相互評価委員会において、貴大学は、大学基準に適合し、かつ、改善の努力が認められるものとして相互評価の認定を行うことが適当である旨の評価結果が下され、また、評議員会および理事会において、同評価結果が満場一致をもって承認されたので、ここに貴大学の相互評価認定を行う。

助言・勧告

[1]概 評

建学の精神である「眞・善・美の探究」を通じて人間形成を図り、国家と人類社会の興隆と繁栄に役立つ有為な人材を育成するという貴大学の理念は、わかりやすく明確である。全学部とも、その学部の在り方がこの理念で適切に説明されていて、現在期待されている豊かな人間性を備えた人材の育成という目的にそっており、高く評価できる。特に医学部、保健学部にはよく適合した理念となっている。

この基本理念に加えての各学部の目的もおおむね明確であり、医学部が臨床医養成に主眼をおいている点、保健学部が早くから四年制として設置され、時代の変化を読みつつ新しい職能教育に取り組んでいる点、社会科学部が「パーソン・トゥ・パーソンの教育」の実現に向けて人格教育に取り組んでいる点、外国語学部が建学の精神を今日的に広く国際的視野で実践することを目標としている点は評価できる。また、大学院国際協力研究科は国際協力を担う人材教育を実現する特徴ある教育研究活動が見受けられる点で評価できる。

また、大学院国際協力研究科は国際協力を担う人材教育を実現する特徴ある教育研究活動が見受けられる点で評価できる。 しかし、キャンパスが八王子と三鷹に分かれているためか、八王子キャンパスにおいては学部を越えた合同科目が開設されているものの、総合大学としての学部間連携は不十分である。また、医学部では、職業教育的専門教育が中心となっている印象を受け、人間教育を謳う理念に整合性をもたらすためにも、全学部で共通する教養科目の充実など教育・研究などについてより一層の努力が必要である。

また、全般に大学院の博士課程の学生が定員に満たないので、後継者養成の意味でも努力が必要である。2分されたキャンパスを総合大学として機能させるためには、大学全体でのFD活動、遠隔授業・情報交換のための情報ネットワークを充実させることも必要である。

なお、今回の貴大学における自己点検・評価の結果ならびに本協会の相互評価の結果に対し、全学的・組織的に対処し、教育・研究のさらなる改善に結びつけることが望まれる。

[2]大学に対する提言

一、助 言

(1)長所の指摘に関わるもの
  1. 大学院国際協力研究科では、社会人・留学生の入学を容易にするため、昼夜開講制や、最短第2セメスター次で修了できる短期修了制度などを採用していることは注目に値する。また、内蒙古自治区、新彊ウイグル自治区などの少数民族出身の留学生を受け入れている点などはユニークである。
  2. 医学部の教育課程については、1年次から5年次まで継続する「医療科学」で、生命倫理、医学倫理、医師患者関係など、現在医師としてもっとも求められている基本を身に付けるようになっている点で推奨される。また、実地臨床に密着した教育も評価できる。
  3. 保健学部は、医療系学部として先陣を切って昭和53年に設置され、昭和59年に大学院保健学研究科前期課程、昭和61年に博士後期課程を設置し、順調にその高度な教育システムを進展させつつある。また、時代の変化を読みつつ、カリキュラム改正を行い、新しい職能教育に取り組んでいることは評価できる。
  4. 多くの留学生を受け入れていること、留学生対象の日本語教育を行う別科日本語教育課程もよく機能していることは評価できる。また、大学院国際協力研究科における開発途上国への支援、現地企業の経営や人材開発、日本語教育と並んで保健・医療関係をもカリキュラムに含めた幅広い指導体制はユニークである。
  5. 施設・設備について、平成6年度に新設された保健学部校舎はよく整備されている。また、附属病院も機能的に充実し、特に医学部、保健学部の研修の場として優れている点は評価できる。
  6. 社会科学部で、教員研究室にゼミナール等の授業が出来るほどのスペースが確保されている点は評価できる。
  7. 各学部に分かれている図書館において、雑誌文献の即時入手を可能とする高速デジタル文献ファクシミリネットワークをもっていることは優れている。
  8. 八王子キャンパスにおける入学センター、キャリアサポートセンターでは、入学、就職へのきめ細かな指導が可能になっている点が評価できる。
  9. 国際交流研究所と国際問題研究所は研究所組織としてやや不備な点が見られるが、国際問題研究所は学生の北米海外研修、教員や大学院生の北米での調査研究を支援する機能をよく果たしている。
(2)問題点の指摘に関わるもの
  1. 大学院医学研究科の収容定員に対する在籍学生比率が低くなっているので、改善の必要がある。
  2. 八王子キャンパスの3学部が連携する合同科目があり、また、三鷹キャンパスの医学部では、医学の基本科目としてユニークな「医療科学」をもつが、未だ全学的な教養科目が少ない。大学の理念は、人間形成に重点をおいているので、教養科目の充実が求められる。
  3. 医学部カリキュラムは、講義形式の座学が多く、小グループ中心の問題解決型・学生参加型授業、チュートリアル教育、クリニカル・クラークシップの採用など、学生の主体的な学修への配慮も必要である。また、コアカリキュラム制度の導入などによるカリキュラム体系の見直しが望まれる。
  4. 社会科学部の教育目標を実現するためには、経済学、商学、法学、政治学の諸分野にまたがる総合的科目の設定が求められる。
  5. 保健学部は、研究費に関しては恵まれた環境にあるが、一部に研究活動が不活発な教員が見受けられる。
  6. 社会科学部では、一部に研究活動が不活発な教員が見受けられる。
  7. 外国語学部では、専任教員の内訳において、教授に比して、助教授・講師の数が少なく、学部全体のバランスを考慮する必要がある。
  8. 大学院国際協力研究科は、社会科学部・外国語学部・保健学部・医学部などの複数の学部から教員の一部を兼担教員としていることで運営している点はユニークであるが、中心となるべき若干名の専任教員の配置が望まれる。
  9. 八王子キャンパスには情報処理教育センターを設置し、約300台のパソコンを管理しているが、学生への開放が不十分である。 ニ、勧 告 1 外国語学部外国語学科では収容定員に対する在籍学生数の比率が高いので改善を要する。
  10. 図書館閲覧室の座席数が不足している。特に社会科学部外国語学部分館は少ないので改善を要する。 三、参考意見 貴大学の参考に供するため、相互評価委員会で示された個別的な意見を以下に列記する。
  11. 保健学部は、各学科で得られる国家試験受験資格の範囲を拡大することにより、学科間の相違が不明確になっているので、それぞれの学科に独自性、違いが明瞭となる目的、内容を受験生や学生にわかりやすく表現することが必要ではなかろうか。
  12. 今日のグローバル化社会を視野にいれた外国語学部の改革には、各学科の前向きの取り組みが感じられ、全学科あげての協力態勢によって、学生の主体的学修を進める教育課程が出来上がったと思われる。今後は、当初の趣旨や意向がどのように実現されているかを評価し、残された課題がないかどうかの点検を絶えず行い、一層の魅力ある学部へと発展されることを期待したい。
  13. 看護学科は実習地が離れているので、教育効果を上げるためにも、実習地に適正な教員の配置が望まれる。
  14. 国際協力研究科の大学院教育専用施設をさらに整備し、研究指導体制をさらに充実することが望まれる。
  15. キャンパスの分離の不利をネットワーク活用学習で支援するためにも、キャンパスごとにあった学内情報処理組織を近く統合する「情報センター」の活動に期待する。
  16. 管理・運営について、独自の方法で行っていることは理解できるが、教学の意向が反映するシステムがあっても良いのではないか。

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