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産学連携で地域の防災促進へ

総合政策学部三浦秀之准教授は、東日本大震災後の石巻復興支援や米ポートランド州立大学と震災対策に関するフィールドワークを行うなど、学生達と地域の防災支援などに取り組んでいます。こうした経験を生かし2019年からは、三菱地所レジデンスと協同で地域防災に取り組んでいます。

地域住民とワークショップを実施

2019年9月20日には、三菱地所レジデンス株式会社で活動する三菱地所グループ防災倶楽部のメンバー社員等と地域防災を考えるワークショップを実施しました。「そなえるドリルから地域防災を考えよう!」と題し、同社が開発した親子で防災を考えるツール「そなえるドリル」を利用して、本学教職員・学生、井の頭キャンパス近隣の三鷹市下連雀6丁目8丁目防災連絡会メンバーなどの参加者39名がグループに分かれ、防災をより身近に捉え、日ごろから備えができているかなどを確認し、対処方法を考えました。

 

産学連携協定で、在住外国人に広める防災意識

2020年2月29日には、本学と三菱地所レジデンスで産学連携協定を締結しました。

三浦准教授をはじめ総合政策学部グローバル・キャリア・プログラム(GCP)を履修する学生達が中心となり、「そなえるドリル」と災害時の行動を具体的に解説した「そなえるカルタ」を英訳し、日本在住の外国人に広めていくプロジェクトに取り組んでいます。 「そなえるドリル」の英語版は既に完成しており、3月に同社のホームページで公開されています。

総合政策学部の学びを生かして

三浦准教授は、「総合政策学部が目指す“社会問題を俯瞰する力”と“国際性”を組み合わせ、防災を主軸としたまちづくりにアプローチしていきます。今回の防災ツールを英訳し、活用を含めた内容の検討にも協力し、災害に強いコミュニティ作りを協働していきます」と話しています。

※所属・肩書き等は報告当時の表記です

Date: 2020年7月14日

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