公開講演会・公開講座
私の人生予定表−満足のいく最期を描くアドバンス ケア プランニング
杏林大学保健学部准教授
角田ますみ
(専門はバイオエシックス(生命倫理)で主に高齢者ケアと倫理的問題、高齢者の意思決定支援を研究しています。看護学では老年看護学でを主に高齢者のフィジカルアセスメントや意思決定支援のあり方を研究。 )
日 時:2019年11月2日(土)13:30−15:00
開 場:13:00
会 場:杏林大学井の頭キャンパス F棟3階 F309教室
定 員: 240名
先着順(席に限りがあることをご了承ください)
入場無料・申し込み不要
交通アクセス:こちらから
直接会場へお越しください
※駐車場・駐輪場はありません
○講演概要
皆さんは人生の最後をどこで誰と、どんなふうに生きたいですか?できれば自分が望んでいるように最期を過ごしたいですよね。人生の終末期には心身機能が低下して、自分の思うように生活することが難しくなります。また認知機能の低下によって自分の気持ちを伝えられなくなると、家族もどうしたらいいか困ってしまいます。
今回は、このテーマに切り込むアドバンスケアプランニング(Advance care planning:ACP)の考え方をお伝えします。2018年に厚労省が「人生会議」というニックネームをつけてACPを推奨しています。
ACPとは、人生の様々な段階に応じて、病気になった時どんな治療を受けたい/受けたくないか、介護が必要となった時にどこでどんなケアを受けたいかなどを前もって考え、自分の「希望」を表現しておくものです。これを考えることは、自分はどのような「生き方」をしたいのか、そして自分が大切にしている「価値」は何なのかを振り返ることにもなります。皆さまに人生の最期の『生き方』を考える一助になれば幸いです。
○講師略歴
<学歴>
2004年早稲田大学大学院人間科学研究科修了、2016年福島県立医科大学大学院医学研究科修了
<職歴>
福島県立医科大学看護学部、東邦大学看護学部を経て、2014年に杏林大学保健学部に着任。
専門は生命倫理学(バイオエシックス)で、アドバンス・ケア・プランニングをはじめとする人生における意思決定支援を中心に様々な倫理的問題をライフワークとしており、「医療における関係性のなかの意思決定」や「終活視点で考えるアドバンス・ケア・プランニング」などの講演や、地域と組んで「きらり人生ノート」などのエンディングノートを監修している。また、医療や介護における倫理教育プログラム開発などの研究を手がけている。福島県立医科大がんの遺伝外来で遺伝カウンセリングにも携わっている。
>> 保健学部教員紹介ページ
問い合わせ先: 杏林大学 広報・企画調査室 tel.0422-44-0611