公開講演会・公開講座
講演概要:バレーボールの楽しさいろいろ ーユース・ジュニアチームの帯同を通じてー
杏林大学保健学部 准教授(看護学科)
松村 桜子
○講演概要
今年はロンドンオリンピックが開催されました。その中で、女子バレーボールチームが28年ぶりにメダル獲得をしたことは記憶に新しいところです。
バレーボールでは、他の競技同様にユース・ジュニアの若い世代が多くいて、年齢別に区分されて、その世代別の国内の大会や国際大会が数多くあります。国際大会には、選手だけではなく団長、監督、コーチ、トレーナー、アナリスト、ドクターなどのチームスタッフが帯同し、それぞれの立場で選手たちをサポートします。
今回私が帯同した、10月11〜20日まで中国の成都で開催されていたアジアユース女子バレーボール選手権大会では、まず初日から5連戦、中日一日のみ休息日をはさんでまた3連戦というハードなスケジュールをこなして見事優勝し、来年タイで開催される世界ユースの切符を手にすることができました。
現地滞在中、慣れない環境の中でベストのパフォーマンスをするためには体調管理がとても大切です。国際試合では、開催地の気候、ホテルで出される食事などとその時々で注意するべき点が数多くあります。また感染症対策も重要で、以前の新型インフルエンザ流行時には、マスク着用・うがい手洗い励行、またデング熱の流行地ではカの対策(虫よけ・殺虫剤など)を行ってきました。
来年の世界ユースでも選手・スタッフ一丸となって良い成績を上げたいと考えています。
バレーボールの魅力は数多くありますが、ユース・ジュニア選手に対するアンケートではバレーボールを続けてきて「楽しかったところ・良かったところは?」という質問には
・勝てたとき
・1点を取るとき
・仲間と協力し合うこと
・友達が増えた
・頑張ることを学んだ
・努力は報われるということを知った などの回答が多かったです。
今後の夢についても聞いたところ、全日本代表になる、オリンピック選手になるなど頼もしい回答も多かったです。
4年後のリオ目指して若い選手も頑張っています。皆さんもぜひ、Vリーグはじめ、国内の大会で未来の全日本選手を探してみて下さい。
2012年10月29日 ちょうふ市内近隣大学等公開講座/杏林大学公開講演会
『バレーボールの楽しさいろいろ ー ユース・ジュニアチームの帯同を通じて ー』
杏林大学 広報・企画調査室