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【トピックス】 カンボジアでの体験

総合政策学部4年 武田 燈


「チュムリアップスォ!!ソクサバイチアテー?」この挨拶はカンボジアの母国語、クメール語で「こんにちは!!お元気ですか?」という意味です。なぜカンボジア語で挨拶なのかと疑問を抱かれることと思いますが、それは今から私が昨年の夏に卒論研究を兼ねてカンボジアにボランティアに行ったことを書くことで分かって頂けるかと思います。

カンボジアでは、現地の大学生と協力してコンポンスプー州の村の小学校での衛生教育をメインに、マザー・テレサが建てたエイズ孤児院の清掃、孤児達との交流、カンボジアの光と闇を知るべく王宮、トゥールスレン刑務所、アンコールワットなどを訪問しました。ここでは私が最も伝えたい、エイズ孤児院と衛生教育で経験したことをお話します。

私は左人差し指に2つの指輪をしてます。一つは家族とお揃いのもの、もう一つはエイズ孤児院で出会った13歳の少女ボリーからもらったものです。彼女は別れ際に、自分がしていた指輪を私にはめてくれたのです。本来なら私が子ども達を元気付けなくてはならないのに、子ども達の素晴らしい笑顔に逆に私が元気付けられてしまいました。同時に私が悩んでいることなど大した問題ではないことにも気づかされました。
エイズ孤児院では、私たちを一人占めしようと、たくさんの子ども達が群がってきます。嬉しい反面とても悲しくなったことも事実です。私は彼らにもう一度会いに行き、以前に交流したのは一時の感情だけではなかったことを、体で感じさせてあげたいと思っています。

衛生教育はコンポンスプー州にある村の小学生・中学生を対象に、手洗いや蚊の対策方法を現地の大学生と協力して教育しました。カンボジアでは下痢やマラリアが原因で命を落としている子どもが多いにも関わらず、なぜそれが引き起こされているのかを大人も知らない状況です。それはポルポト政権時代に多くの知識人が殺害されたこと、大人が教育を受けていないことが原因の一つに挙げられます。
現地の言葉はクメール語なので、子ども達と意思疎通を図るには、まず現地の大学生と拙い英語で会話をし、それをクメール語に訳して伝えてもらうという方法しかありません。お互い英語は母国語ではない上、グループリーダーをしていた私にとっては少々大変なこともありましたが、やり遂げた後の達成感は口では言い表せないほどでした。

カンボジアで感じたことは、子供たちの笑顔が本当に素晴らしかったということです。日本の子供たちにはない光が、瞳の中に輝いていました。また現地の大学生とは、未だにE-MAILの交換をし、本当の家族のようにお互いを思っています。カンボジアは私にとって第2の故郷となりました。今年の夏は、彼らを頼ってもう一度行ってみようと思っています。

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