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第3回 オックスフォード便り
街で「生きた英語」を体験

外国語学部英語学科講師 倉林秀男

8月20日
朝9時にCity Centre にある研修実施校のCIEに集合。それぞれのホームステイ先からバスに乗って、Oxford中心部を歩いてたどり着けるかが、今回のホームステイの第一関門。日本のバスと異なり、「次は、・・・です」というアナウンスがないので、自分がおりるバス停付近の景色をしっかりと覚えておかないと、バスから降りられなくなってしまいます。
オックスフォードの中心部には様々な方角から多くのバスがやってくるため、初日の朝は外国語学部の楠家重敏教授、UTSの釜森さん、私がそれぞれのバス停付近に立ち、CIEまで道案内をしました。登校初日だったためホストファミリーの車で送ってもらった者、一緒にバスに乗ってきてもらった者、 家の近くのバス停まで送ってもらった者、最初から一人でバスに乗ってきた者と様々でしたが、ほとんどが時間通りにCIE前に集合できました。

全員が集合し、歩いて今回授業が行われるLady Margaret Hall (LMH)へ向かいました。LMHはオックスフォードの中でも新しく(といっても100年以上の歴史がありますが・・・)、美しい庭園を持つ学校です。
午前中は、いきなり「試験」です。時差ボケもあるなか、英語でのインタビュー、文法、作文の試験がありました。ここから頭の中が一気に日本語モードから英語モードに切り替わりました。試験が終わり、小休止を挟んで12時30分までグループレッスンを行いました。

ようやくお昼ご飯です。LMHから歩いて10分程度のNorth Paradeという通りに沿って、かわいらしい小さなパブ、レストラン、サンドイッチ屋などが軒を並べています。1時間ほどの自由時間です。学生は店の外に置かれているメニュー、値段を見比べて安いお店や、おいしそうなお店に入って行きました。ここでも、一つの関門がやってきます。自分たちのお昼ご飯を食べるには、店員にちゃんと英語で食べたい物を伝えないといけません。特に、サンドイッチはパンに挟むトッピングを選ばないといけません。どうやら、ちゃんと学生たちはお昼ご飯にありつけたようです。5、6人のグループでサンドイッチを買いにいった学生たちは、おまけを付けてもらうなどサービスをしてもらったようです。このように、教室では学べない「生きた英語」をオックスフォード研修では経験を通して学んでいます。
昼食後には杏林のアクティビティーを担当するイルマーさんと一緒に市内散策。銀行や郵便局、ショッピングモールの位置を確認し、3時頃解散し、自由行動。早速、学生は思い思いに店に入り、ウィンドウショッピングを楽しんだり、カフェでコーヒーを飲んだり、観光名所を訪れたりしていました。
自由行動をする前に、4時30分に帰りのバスに不安がある学生はCIEに集合すれば案内するということを伝えておいたため、ほとんどの学生が集合していました。一人一人帰宅するバスの方向やバスの番号、バス停位置を確認し、教員、添乗員、CIEのスタッフで手分けして学生たちをバス停まで誘導しました。バス停の位置が確認できて、学生はそのままステイ先に戻ったり、再び街に出て市内散策をしていたようです。