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第12回
アユタヤ世界遺産の見学

総合政策学部准教授 北島 勉

今日は朝から良い天気でした。バンコクから北へ約80kmのところに古都アユタヤがあります。世界文化遺産にも登録されているところです。アユタヤでは、日本人村跡地、マーハータート寺院、ウィハーンプラモンコンボピット、プラシーサンペット寺院、ローカヤスター寺院の寝釈迦像を見学した後、チャオプラヤー川を船で下り、バンコクに帰りました。ガイドのスラチャイさんが歴史や建物の特徴を丁寧に説明してくれたので、とても面白い見学になったと思います。

アユタヤ                    (青木絢)
アユタヤは、タイの代表的な4つの王朝のうちの一つの名です。1315年に始まり、1767年4月7日にビルマ(ミャンマー)に滅ぼされ、トンブリー王朝に変わるまで、日本との交易も行われるなど、とても繁栄した時代でした。上座仏教(小乗仏教)を国教として、スピリチュアルな信仰も交えて人々の生活に浸透していたそうです。
また、アユタヤは、チャオプラヤー川、パーサック川、ロッブリー川の3つの大きな河川による貿易が行われ、また河川に沿った城壁をつくることで外敵からの防御がしやすい土地でした。現在もプラシー寺院やアユタヤ王宮跡、ローカスター寺院、ウィハーンプラモンコンボピットなど、代表的なアユタヤの遺跡を短時間で見学できるのはこのためです。

日本人村跡地                 (遠藤隆史)
アユタヤは1350年から1767年まで、タイ国の首都でした。16世紀後半に外国人の渡来者がいました。彼らの中には、貿易や義勇兵などとして王朝に仕える者もいて、その中に山田長政という日本人がいました。長政はソングタム王の寵愛を受けており、キークヤ・セーナーピムックという爵位を授けられ、アユタヤ王朝の中で高い位にいました。1628年の王の死により、長政は二人の皇子に忠誠を尽くし、南タイにあるナコンシータマラートの地で反乱が起きたので、反乱軍を平定して太守とまでなったが、間もなく殺されてしまったということです。今も山田長政の名は世に残っています。ちなみに長政はマンゴスチンがすだったということです。

マーハータート寺院              (佐藤隆志)
マーハータート寺院は仏舎利のことで、1374年に建立された。その後何回も修復されていて、アンコール・トムから運ばれてきた青銅製の物飾られていた。寺院の本尊となるプラーン型の塔は50mの高さがあったようだ。アユタヤの滅亡後、荒れたまま放置され、現王朝のラーマ6世時代に完全に崩壊したとのこと。
タイは地震がすくないために、完全に崩壊したと言っても日本と違って原型をとどめていないわけではないので、建物のすごさを味わえた。壁面の唐草模様の繊細さや、レンガと漆喰を積み上げてつくりあげた。寺院の唐草模様とは違った繊細さが味わえた。でも全てを修復して過去の姿も見てみたい。

ウィハーンプラモンコンボピット        (目良 翔)
金箔に覆われた巨大な仏像を中央に同じような仏像が周囲い配置さえていた。この巨大な仏像には幸運をもたらす力があるらしく、私の願いにも応えてもらえると期待している。その後、皆で極楽に行けるように、お経をとなえた。私が名前を書いた人が極楽に行けるといいと思う。

プラシーサンペット寺院            (目良 翔)
レンガの城壁に囲まれた王朝は以前みたピマイの遺跡と雰囲気がどこかしら似ていた。あちらの方はレンガではなく高さもあったが、こちらの方は城壁が低く、内部も道順が素直だった。城としての役割ではなくあくまで象徴としてあったのだろう。仏像の頭が国に使われて首なしの仏像が周りにあったのでさみしい空気を漂わせてアユタヤ王朝の衰退を肌で感じることができ、感動した。

ローカヤスター寺院の寝釈迦像         (酒井真寛)
長さ42m、高さ8mの寝釈迦像はアユタヤの中で最も大きな涅槃仏である。1956年に修復されている。
大きくてすごい。そして近い。とりあえず添い寝。人の小ささ、寝釈迦像の大きさを実感。このサイズの大きさの寝釈迦像をつくることのできたアユタヤの技術と財力にすごく驚いた。やはりこの時代のアユタヤがいかに勢力をもっていたかが実感できた。そして、仏教に力をいれていたかも知ることができてとてもよかった。

チャオプラヤー川               (青木真澄)
今日の日程の最後は、チャオプラヤー川を客船で下るものだった。聞くところクルーズの料金は1500B。高い。その分、食事のグレードや設備は良かったが、客は外国人だけであった。
 チャオプラヤー川は輸送船、漁船や観光船など多くの船が通行していて、近隣一帯の生活の要になっていることがよくわかった。住居も水辺にあり、住人は川と一緒の生活をしているようであった。
 ただ、船の窓から見える景色から得る情報には限りがあるように思う。実際に川辺に住んでいる人や船の上で働く人にインタビューする機会があればなお良い行程になったかもしれない。

全員での研修プログラムはこれで終わり、8日と9日は自由行動となります。明日(8日)は、コンケンのホストファミリーやコンケン大学の学生の何人かがバンコクに出てくるようなので、一緒にバンコクを観光する様です。また、9日にはバンコクから少し離れたところにある水上マーケットや映画「戦場にかける橋」で有名なクワイ川があるカンチャナブリに行く人もいます。それぞれが、タイ体験学習プログラムの最後の2日間を楽しく過ごすことと思います。