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【トピックス】 全国の警察の検視官を育成する講習を本学で開催

 警察庁は、死亡事件が発生した時に現場や死体を確認し、事件性の有無や司法解剖をする必要があるか否かなどを判断する検視官となる警察官を全国から集めて年2回講習会を開いています。

 この講習は本学医学部など大学の法医学教室が協力して約2ヶ月間にわたって、任務に必要な知識を習得するための座学と、実際に法医解剖に立ち会う演習を行っています。

 今年の講習には全国から32人の警察官が研修に参加しており、そのうちの4人1グループの演習が11月7日(水)、本学法医学教室で行われました。

 この日は、佐藤喜宣教授が法医解剖を行った遺体の所見について解説、身体の損傷・疾病等の異状について討議を行い、検視を行う上で留意すべきことなどを説明しました。講習を受けた警察官の一人はこれから検視官になるにあたって、「遺体やそのご家族の方々に対して礼を失することなく、真剣に取り組んでいきたい」という抱負を述べていました。

 この日の演習には、一般にはあまりなじみのないながらも、犯罪捜査で重要な役割を果たす検視官の育成の取り組みを紹介しようと、テレビ局がその様子を取材しました。