大学ホーム>ニュース&イベント>【トピックス】 多胎育児交流会「ツインズマーケット」開催報告

多胎育児交流会「ツインズマーケット」を開催

平成20年3月8日(土)、穏やかな小春日和のもと「ツインズマーケット」が杏林大学八王子キャンパスで開催されました。多摩地域の多胎育児サークルの交流を目的として『多摩多胎ネット』が主催するこの会は今年で3回目を迎え、『多摩多胎ネット』の会員と多摩地区保健センター等で情報を得た母親40名、父親36名、祖父母5名とふたご36組、みつご2組、兄弟10名の計169名が参加して交流を深めました。保育は本学の学生と卒業生、教員のほか、子育てが一段落したふたごのママ、保育士、保健師など45名のボランティアが行い、参加者と合わせて214名が集う盛大なイベントとなりました。

今回のプログラムは、前半はフリーマーケット、後半は夫婦で協力しながら多胎育児を乗り切ろうというテーマで『パパとママのためのディスカッション』と月齢別グループワークを行いました。
『パパとママのためのディスカッション』は、夫婦がお互いに相手のよいところや日頃感じている思いを言葉にして伝え合うというもので、ボランティアが子どもを預かり夫婦だけで話し合える場としました。
夫から妻へは「いつも家事育児を頑張っている」「ふたりを産んでくれたことに感謝」「忙しいのに気配りが行き届いている」、妻から夫へは「いろんなことを手伝ってくれる」「ストレスをぶつけても黙って聞いてくれる」「仕事を頑張ってくれる」など、日頃面と向かってはなかなか言えない感謝の言葉が沢山聞かれ、日々の苦労が報われる心温まる時間となりました。
月齢別グループワークは、子どもの月齢ごとに6−10名のグループに分かれ、それぞれにふたご育児の先輩パパママ、あるいは保健師等が加わって意見交換・情報交換を行いました。
「断乳はどうしたらよいか」や「トイレットトレーニングはいつから始めるのか」など、子どもの発達段階に応じた育児上の悩みや、「夫がいないとき二人をお風呂に入れる方法は」「ふたりを平等に育てるには」「公園でふたりを安全に遊ばせるには」など、ふたご・みつごを持つ親ならではの悩みが多く聞かれ、それに対し経験者や保健師などから具体的なアドバイスや「ふたりを同じと考えるのではなく、ひとりひとりの個性や長所を見るようにしてみては」「ひとりで頑張らず誰かの手を借りるもの大切」などの子育てのヒントとなる話も披露されました。

今回はあえて講演会等を企画せず、夫婦や同じ月齢の子を持つ親同士の交流をメインに行いました。参加者からは「同じ悩みを持った人がいて自分だけではないと思った」「日頃子どもと離れることがないのでゆっくり話ができてよかった」「相手のよい点を言い合うすごくよいディスカションだった」「父親同士で集まる機会がないので話ができてよかった」など満足したという感想が寄せられました。
学生達は「昨年抱っこしていた赤ちゃんが元気に歩いている姿をみて子どもの成長の早さを実感した」「ふたごやみつごを育てるご両親の苦労や楽しさがわかった」「サークルを維持することや拡大することの必要性や大変さを感じた」「専門職としてサポートすることが必要だということがわかった」などの感想を挙げており、今回このイベントに参加したことが多胎児や多胎育児の現状の理解に繋がり、今後の学習の動機づけにもなったようでした。

今回は当日参加もあり、想像以上の参加者にこのような取り組みのニーズの高さを実感し、地域における大学の果たす役割が大きいことを再認識しました。今後も、多胎児を育てている家庭、多胎育児サークル、育児支援者が相互に連携することにより、多胎育児の現状を改善し、楽しく育児を行えるように『多摩多胎ネット』の活動をより発展させていきたいと考えます。最後に、今回の活動に対してご協力を頂きました皆様に感謝申し上げます。

母子看護・助産学教室:佐藤喜美子・佐々木裕子・山元有佳
地域看護学教室:太田ひろみ


2008.03.10 

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