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大学ホーム>ニュース&イベント>【トピックス】 整形外科丸野助教が米国学会のYoung Investigator Awardsを受賞

整形外科 丸野助教が
米国骨代謝学会のYoung Investigator Awardsを受賞

医学部整形外科学教室の丸野秀人助教が2007年米国骨代謝学会(ASBMR)のYoung Investigator Awardsを受賞し、2007年12月6日から7日まで、米国ワシントンDCで開催されたASBMR主催の会合で顕彰されました。
Young Investigator Awardsは、毎年開催される骨代謝関連の学会では国際的に最も権威のある米国骨代謝学会における新人の発表者の中から、審査員の投票により優れた研究に授与される大変名誉ある賞です。いわば、骨代謝関連研究領域の新人賞のようなものです。
丸野助教の研究題目は「Effects of Intermittent Administration of Parathroid Hormone (1-34 hPTH) on Distraction Osteogenesis in Rabbits.」

で、兎の脛骨を骨切りした後創外固定を用いて骨を延長しますが、その際に上皮小体ホルモンのヒトPTHを投与することにより、骨新生が促進され、延長化骨の力学的強度が増強されるという研究です。この研究により、創外固定の装着期間の短縮が期待されるなど、臨床的にも大変意味のある貴重な基礎研究です。
PTHは海外では骨粗鬆症の治療薬として認可されていますが、スポーツ選手の骨折の治癒を促進する目的でも使用されているようです。本邦ではまだ治験段階ですが、この研究が臨床に応用される日もそう遠くないものと期待されます。

医学部整形外科学教室准教授 市村正一


写真:
ワシントンでの授賞式。右側が本人。左側は徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 生体情報内科学教授で日本骨代謝学会理事長の松本俊夫先生。


2008.03.28