大学ホーム>ニュース&イベント>【トピックス】 薬理学安西准教授が分子腎臓研究会研究奨励賞受賞

医学部薬理学教室安西尚彦准教授
第14回分子腎臓研究会研究奨励賞受賞

平成20年9月6日港区のコクヨホールで開催された「第14回分子腎臓研究会」において、医学部薬理学教室の安西尚彦准教授の演題が研究奨励賞を受賞し、研究助成金(50万円)を授与されました。
本研究会は毎年一回開催され、全国の施設から応募のあった演題のうち厳選された20題のみが発表され、審査の対象となりました。

「ヒト腎臓尿酸輸送の分子機構:血管側への尿酸排出トランスポーターURATv1の同定」と題する安西准教授の研究は、そのアミノ酸配列の相同性から当初グルコーストランスポーターGLUT9として分類されていた遺伝子SLC2A9が、これまで分子実体の不明であった腎臓近位尿細管細胞の基底側膜に存在する尿酸排出トランスポーターURATv1であることを同定し、また2002年に当研究室で報告した尿酸取込みトランスポーターURAT1とともに、この新規分子URATv1の遺伝子異常が家族性腎性低尿酸血症の発症原因であることを世界で初めて明らかにしました。さらにURATv1は高尿酸血症発症機序の解明やその治療におけるターゲットになりうる、発展性の期待できる分子であることも評価され、本受賞となりました。

なお、この研究は生化学分野で世界的に権威あるJournal of Biological Chemistry 誌にも、速報に値する有意義な研究であると高く評価されたことから、Accelerated Publicationとして受理され、この10月に出版されることになっています。

医学部薬理学教室教授 櫻井裕之


2008.10.01

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