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オーストラリア研修を終えて

2009年3月2日から25日に実施した第2回目のオーストラリア研修には外国語学部から18名の学生が参加した。花粉飛び交う日本を離れ、夏から秋に移り行くオーストラリアでの3週間は参加した学生たちにとって非常に有意義な日々であっただろう。
本研修は、オーストラリアでも屈指の大学であるクイーンズランド大学にある英語学校で実施された。授業もユニークでオーストラリアの文化を学び、体験し、そしてコミュニケーション能力を養えるように工夫されている。

授業内でオーストラリアと日本では人気のあるスポーツが異なるということを簡単に学び、ディスカッションした。その後、学生たちは教室を出てキャンパス内を歩き回り、現地学生たちに声をかけアンケートを実施する。そしてそのアンケートをもとに教室で再確認する。
また、クイーンズランド大学で学ぶ学生たちと一緒に会話のセッションを行ったりすることで積極的に英語を話す機会を養っているといえる。

初日から3日目までは引率者が授業を見学していたが、質問されても答えられなかったり、なかなか言葉が出てこない学生の姿を見ていると、正直彼らのの英語力に不安を覚えざるをえなかった。しかし、私の不安は最終日に払拭されることになる。学生たちは毎日の英語での生活から出来る限りのことを吸収し、自ら様々なことに挑戦し、失敗したりしながら様々なことを学んだのである。英語だけではなく、家族や友人の大切さ、勇気や自信を持つことなどこれからの人生に必要なことをいくつも学ぶことができたはずである。

今回の研修は単なる英語詰め込みの研修ではなく、オーストラリアという日本と異なる文化、地理的特徴、環境を持つ国の様々な側面を体験するという要素も取り入れた。先住民であるアボリジニーについて学び、アボリジニーアートを鑑賞する。さらに、大自然の中を馬にまたがり散策する。美しい海や夜空を眺めるためにモートン島への小旅行。この時期、オーストラリア南部では山火事、北部では水害、中央部では干ばつに見舞われ、私たちの滞在するクイーンズランド州でも「シャワーは4分」といわれている。自然の美しさを感じるとともに、自然の持つ脅威も理解することができた。このような異文化体験をすることで日本という自文化を客観的に捉え、日本のよさを再発見したり、自分たちの改善点を見いだしたり
することができたであろう。

3週間の研修を通じて、学生たちはたくましく成長してくれたことを感じた。学生たちには今回の研修での「達成感」を大切にし、これからの外国語学部での学びや将来のキャリア設計に向けてなお一層の努力をしてもらいたいと思っている。

(外国語学部准教授 倉林秀男)

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