医学部薬理学教室JUTABHA Promsuk助教が第15回分子腎臓研究会研究奨励賞受賞
平成21年9月5日京都市のメルパルク京都で開催された「第15回分子腎臓研究会」において、医学部薬理学教室のJUTABHA Promsuk助教の演題が研究奨励賞を受賞し、研究助成金(50万円)を授与された。
本研究会は毎年一回開催され、全国の施設から応募のあった演題のうち厳選された21題のみが発表され、審査の対象となった。
「Molecular identification of a novel human voltage-driven organic anion transporter hOATv1: a luminal exit path of loop diuretics」と題するJUTABHA助教の研究は、これまで分子実体の不明であったヒト腎臓近位尿細管細胞の管腔側膜に存在する有機酸排出トランスポーターhOATv1を解明し、同分子がこれまで不明であったループ利尿薬の尿細管腔への出口となることを世界で初めて明らかにし、今後発展性の期待できる分子であることも評価され、本受賞となった。
医学部薬理学教室教授 櫻井裕之
2009.9.15