杏林大学9月卒業式が行われました 77人の新しい門出を祝う
構内の銀杏の実も色づき、吹く風に秋の気配を感じる9月17日(木)、午前11時から杏林大学平成21年度学位記授与式・9月卒業式が三鷹キャンパス大学院講堂で行われました。
今回、学位記を授与されたのは大学院医学研究科で10人、保健学研究科1人、国際協力研究科15人、総合政策学部25人、外国語学部26人のあわせて77人です。
式でははじめに跡見裕医学部長・医学研究科長が学事報告を行い、それぞれの研究科長・学部長より修了生の代表者に学位記が授与されました。
つづく学長式辞では、出張中の長澤俊彦学長にかわり、大瀧純一保健学部・保健学研究科長が、「杏林大学で学び取得した学位を十分活用して社会で活躍してください。社会ではよく考えて行動するとともに全てのことに誠実な態度で向き合ってください。そして何よりも心身ともに健康であるということは生活の基盤です。健康管理をしっかり行い、すばらしい人生を送ってください」と激励をこめたメッセージを代読しました。
このあと松田和晃総合政策学部長・国際協力研究科長が「さまざまな経験を経て、学び、成長しつづけてください。さらに未来は自分の力だけでは拓けません。ひたむきな努力と他の人の力となることを心掛けることで、自身が困ったとき、周りの人が力をくれるでしょう。」
と祝辞を述べました。
閉式のあと、研究科、学部に分かれて修了生一人ひとりに学位記が授与され、しばし恩師との別れを惜しむ姿が見られました。
修了生の今後は多岐にわたっています。国際協力研究科の板垣奈緒さんは在学中、青年海外協力隊員としてケニアで保健活動などをしてきた経験を生かしてかして、来月から国際移住機関(IOM)への就職が決まりました。外国語学部から大学院へ進学した楊容菁さんは仕事と両立してきた杏林での学びを活かし、さらに活躍の場を広げたいと語っていました。研究をしながら子育てをしてきた医学研究科の修了生、既に中国で日本語教師として働きだした方などこれから進む道はさまざまですが、皆さんの門出をお祝いいたします。