【トピックス】 2009ゼミ合宿・見学会の感想
杏林大学の外国語学部と総合政策学部の30を超えるゼミナールが、夏季休暇期間中の8月から9月にかけて各地でゼミ合宿、見学会を行いました。合宿地は河口湖や熱海のほか金沢や札幌などゼミナールによりさまざま。
合宿でじっくり時間をかけて意見を交換したり、ゼミ生同士の交流を深めたりした学生たちの感想を紹介します。
高木ゼミナール夏合宿
外国語学部英語学科4年 横山祐介 |
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私たち高木ゼミナールは、4年生9名、3年生24名の総勢33名(男子14名、女子19名)の個性豊かなメンバーが揃った、とてもにぎやかで大家族のようなゼミナールです。プレゼンテーション力、英語力、自主性の向上をめざして活動しています。
今回の夏期合宿の舞台は、山梨県河口湖の絶景を眺めることができるホテルです。卒論発表では、みんなが注目する中、それぞれの研究テーマに沿ってプレゼンテーションとディスカッションを行いました。事前に各自が作成した資料と原稿で念入りに準備をして臨みました。相手に分かりやすく伝えることの難しさを学んだ一方、人前で話す自信が確実につきました。
また、バイキングでの食事やコンパでは、常に笑い声が絶えず、楽しい時間を過ごしまた。人数が多いため、それまであまり交流のなかった仲間とも仲良くなり、距離がぐっと縮まったように感じます。勉強以外のやりとりで仲間の輪が広がっていくのも、先生、4年生、3年生の壁がない、明るい高木ゼミならではのことです。みんなにとってとても大きな思い出となりました。
合宿の企画は全て、学生が作り上げました。卒論発表の準備からゼミ生同士の交流まで、自分から行動を起こすことが大切だと知ることができました。全員が口をそろえて、「合宿を通して、一段としゃべるようになった!」と言います。自分が成長できることと、仲間との触れ合いの楽しさを実感できるのが高木ゼミの合宿の最大の醍醐味です。
高木ゼミナール・合宿を終えて
外国語学部英語学科 丸山祥治 |
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今年の高木ゼミナール夏季合宿は8月27日〜30日に河口湖で実施しました。
4日間で、33名が卒業論文の中間報告を行いました。論文は「ガンダム」、「武士道」、「同性愛」…など、一人ひとりが独自のテーマで取り組んでいて、発表スタイルも、ハンドアウトを作るのが上手な人、いい声を持っている人、笑顔が素敵な人などそれぞれですが全員がめざすのは、卒業論文完成です。
合宿では一人ひとりの発表に対して、質問をしたり、論じ合うことで、濃密な時間を共有することができました。そういった仲間との切磋琢磨が卒業論文完成の大きな助けになるのだと、合宿を終えしみじみ感じています。一つ屋根の下で、一緒にご飯を食べ、お風呂に入った仲間です。今まで以上に互いのために、つっこみ、つっこまれる、合宿を通じてそんな仲になれたのではないでしょうか。秋学期も互いに刺激し合い、高め合う、そんなゼミの時間にしたいと思っています。
2009年黒田ゼミナール・合宿を終えて
外国語学部応用コミュニケーション科4年 萩原雄太 |
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私たち黒田ゼミは、この夏 山梨県にある河口湖畔でゼミ合宿を実施しました。宿の部屋からは富士山や湖が一望できる素晴らしい環境で、4年生は卒業論文の途中経過を、3年生はそれぞれの研究テーマについて発表しました。
去年から今年にかけては、ゼミ生の中に外国語学科と応用コミュニケーション学科が混在する時期となったので、それぞれのテーマの中で各学科の特徴を意識した内容が含まれることにもなりました。学科が異なることで、新しい視点からの鋭い質問や異なる発想をお互いに提供しあうよい機会になったと思います。私は、ゼミで観たあるドイツ映画をきっかけに世界の手話について研究を進めていますが、それぞれの文化に対応した言語としての手話の視点、人間のコミュニケーションとしての視点など多くの示唆を得ました。
夜には先生を交えトランプをしてみんなの関係がより深くなり、今回の合宿でみんなが様々な意味で成長したような気がします。ゼミ合宿での収穫を生かして、よりよい卒業論文を完成させたいと思います。
渡辺ゼミナール・合宿の感想
外国語学部応用コミュニケーション学科表現メディアコース 秋山美由 |
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私達のゼミナールは、3・4年生合わせて11名です。さすが渡辺先生の下に集まったメンバーだけあって、一人ひとりがあつく、11人とは思えないゼミナールを構成しています。
合宿は、芦ノ湖を一望することのできる湖畔の大自然の中にある「箱根プリンスホテル」で行いました。夜中中、激論を飛ばしても全く支障がないようコテージを借りるという昨年と同様のプランで、合宿には絶好のロケーションでした。
合宿は、地獄のプレゼンテーションが課せられる、恒例の “苦悶?”、“煩悶?”の連続です。4年生は、卒業論文の骨子固めと、論文資料の点検です。プレゼンテーション後は、時間にとらわれることなく徹底的に発表内容を皆で検証し、徹底的に論駁する。それだけでは終わらず、先生の一撃も待っています。涙が出るほどつらい時ですが、しかし終えてみると、自分の論理の矛盾や軸のずれに気づかされ、資料や知識の不足も再確認させられます。卒論の方向性が合宿をきっかけにより絞られてきます。
その地獄?の時間の合間の夕飯や露天風呂や飲み会は、至福の時でした。合宿が終わりに向かうにつれて、皆で困難を乗り切ったという共通認識が、ゼミナールの絆、結びつきを今まで以上に深めてくれたと感じています。秋期からのゼミがますます楽しみです。
古本ゼミナール・合宿を終えて(3年生編)
外国語学部応用コミュニケーション学科3年 小竹 雅史 |
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私たち古本ゼミ3年生の合宿の舞台は、千葉県の銚子市でした。今回の合宿は、いつもの机上での勉強・研究ではなく、学外の実際に観光地域に出て、色々な観光資源を見学・体験することを通じて学ぶこと目的とする、フィールドワークを行いました。
実際に醤油工場や、銚子市の観光と銚子電鉄との関わりについて、グループに分かれて調査を行いました。普段とは違った経験を多く出来たのでとても良い合宿となりました。ゼミのメンバーとの絆が一層強まったのが一番の収穫でもありました。
古本ゼミナール・合宿を終えて(4年生編)
外国語学部応用コミュニケーション学科4年 一場寛永 |
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私たち古本ゼミの4年生は、9月7日から9日の2泊3日、北陸地方・石川県にゼミ合宿に行きました。主に能登半島を中心とする地域の観光資源を実際に視察しました。
宿泊先とした温泉地は、雑誌やテレビでも取り上げられている大規模旅館が大盛況の一方で、時期的な問題もあると思いますが、その他の旅館や街自体は閑散としているように感じました。
この合宿を通じて、「北陸の小京都」と呼ばれる金沢市に位置する金沢城や、兼六園、ひがし茶屋などの観光資源をピンポイントで訪れる観光者は多いものの、まちあるきなど現在よく取り上げられる「街全体を(歩いて)楽しむ」観光スタイルの浸透は、周辺観光地、観光者の双方にとってまだこれからであるように感じました。
野口ゼミナール・ゼミ合宿報告
外国語学部応用コミュニケーション学科 代表 4年 柿内沙織 幹事長 3年 飯島有沙 副幹事長 3年 パクスヨン |
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今回、野口ゼミナールの合宿は台湾・台北で行いました。香港からの留学生を中心とする合宿係が準備を進め、旅行会社やインターネットを探し回って、安いパッケージツアーを探し出しました。また、円高のおかげで費用をかけずに実現することができました。
外国語学部で初めての海外ゼミ合宿ということで、期待と不安を胸に日本を発ちました。台北に到着し、まず驚いたのは湿気の多さと日差しの強さです。じわじわと汗ばみ、慣れるまで辛いものがありました。観光地の視察は、予想していたとおりに日本人観光客が多く、日本語が飛び交っていました。そのせいなのか、場所によっては日本語で説明が書いてあったりしてとても驚きました。
充実したフィールドワークで観光をより深く実践的に学ぶとともに、初めて食べる料理、日本にはない景色など、触れるものすべてが新鮮な体験でした。また、大学で習った中国語を現地の方との会話に使ってみるなど(実際にはなかなか通じず、言葉の難しさを痛感…)、ほかにも学べるものが数多くあり、海外ゼミ合宿ができて本当に良かったと思っています。
ゼミ合宿を事故もなく楽しく終えられたのは、ゼミ生それぞれが思いやりの気持ちを持ち、お互いに協力し合えたからだと思います。ぜひこの経験を今後の大学生活、将来の社会人生活に役立てていきたいです。
木下ゼミナール・講談社見学会
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講談社新館玄関にて |
講談社のアトリウムについて真剣にメモを取る学生たち |
総合政策学部3年 金子大地 |
まず、講談社の建物の外観の大きさに驚きました。講談社は本館、高層棟、スタジオ棟の3つに分かれていて、スタジオ棟にはいくつもの撮影スタジオがありました。また、図書館では初の100万部超えを記録した『キング』や『少年マガジン』の創刊号の現物を見ることができました。それらはどれも想像していたよりもずっときれいな状態で保管されていました。講談社の沿革を紹介したパンフレットや、本や雑誌作られ、書店に並び私たち読者の手に届くまでのシステムをまとめた資料をいただきました。会社により様々な専門のある出版社だが、講談社の他の出版社についても見学の機会があればぜひ参加したいと思います。