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【トピックス】 中国大使館の湯夲淵公使が来学、通訳研修に謝意

 駐日中国大使館の湯夲淵(とう・ほんえん)公使は、本学大学院国際協力研究科・日中通訳翻訳研究コースが中日友好協会などの研修生を受け入れていることへのお礼を兼ねて、大使秘書官らを伴って、学園祭のさなかの11月1日、本学八王子キャンパスを訪れました。

 湯公使の一行は松田博青理事長と懇談し、席上、「杏林大学で中日友好協会などの通訳者や翻訳者養成をしていただいており感謝しています。若手の大使館員の通訳・翻訳能力をレベルアップさせたいと考えておりまして、設備や環境の整った杏林大学にぜひご協力いただきたい」と要請しました。これに対して松田理事長は「ご希望があればなんでもおっしゃってください」と協力を約束しました。懇談の席上には外国語学部に留学中の大連外国語大学の5人の留学生も同席しました。いずれも、今年6月に松田理事長が大連外大を訪問した折に、来日予定の挨拶を受けた学生たちです。学生は松田理事長に、大連外大の孫学長からよろしくとの言葉を伝え、杏林大学で楽しく学んでいることを口々に感謝し、中国の伝統工芸品である剪紙(切り絵)を松田理事長にプレゼントしました。

        湯公使

        湯公使

 その後、一行は、E棟の同時通訳教室で行われた模擬シンポジウム「日中経済・環境保護シンポジウム」を視察しました。シンポジウム開催にあたり湯公使が挨拶し、日中同時通訳を目指す中国からの留学生や日本人学生およそ30人を前に「杏林大学は、医学部と付属病院が社会的に大きな貢献をされていることで知られていますが、大学院に同時通訳というステージを提供していただいた松田博青理事長はじめ、関係者の皆さんに感謝の意を表すとともに、先見の明をもってすばらしい企画を立てられた塚本慶一教授はじめ皆さんに敬意を表します。単なる通訳の練習ということではなく、こうした活動を通じて中日関係の重要性に一層理解を深めていただきたいと思います」と述べ、杏林大学の同時通訳研究教育活動を讃えました。シンポジウムでは、21世紀の日中関係の在り方や中国の環境汚染防止対策など、両国からのゲストスピーカーによる4つの講演が行われ、参加者たちは同通ブースから流れる大学院生の同時通訳の音声に耳を傾けながら自分の通訳能力をチェックしていました。

 湯公使の一行はこのあと、学部学生の中国語の寸劇を鑑賞し、新婚夫婦役のコミカルな中国語のやりとりに顔を綻ばせていました。