【トピックス】 八王子キャンパスで市内の中学生が体験授業
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血液像顕微鏡で観察 |
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救急シミュレーション |
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血圧測定 |
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リハビリ・歩行訓練体験 |
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人工心配装置の模擬操作 |
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ヒアリングに挑戦 |
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生態系マップを作成 |
杏林大学八王子キャンパスで11月10日(火)、八王子市立第三中学校2年生の生徒9名がキャンパスライフを体験しました。これは同中学校が総合学習の授業の一環として行っているもので、杏林大学を含め、市内の8大学を9〜10名のグループに分かれて訪問しました。
この日の午前中は、保健学部の5学科の実習室・研究室を臨床検査技術学科の島幸夫準教授の案内で見てまわりました。
生徒たちは、はじめに臨床検査技術学科の西村伸大講師と関根名里子講師の説明を受けながら実習室で赤血球や白血球、女性の染色体を血液像顕微鏡で観察しました。
次に救急救命学科の実習室で、AEDを使用した救急シミュレーションを島崎栄二教授と在校生の指導で体験しました。同室では在学生がてきぱきと実習を行っており、救命実習ならではの緊張した様子を間近に見ることが出来ました。
健康福祉学科では体脂肪量やめまいの測定などに使う重心動揺を測定したり、実際に血圧を測定したりして健康度チェックの表を各自作成しました。
理学療法学科の実習室では潮見泰蔵教授と八並光信教授の説明のもと、様々なリハビリ装置や機器を体験し、けがや加齢に伴ない低下した運動能力を訓練によってカバーする理学療法士の大切な役割を知ることができました。
臨床工学科の実習室では中村淳史助教と福長一義講師の指導と説明を受け、臨床工学技士が手術中に行う人工心肺装置の操作を体験しました。モニターに映し出される心拍数や血圧を保つことは模擬操作とはいえ緊張感いっぱいの体験でした。
昼食は外国語学部、保健学部の学生4名が加わり、学生食堂でとりました。食事中は授業やクラブ活動など大学生活について在校生に質問をするなど和やかなひと時を過ごしました。
午後は外国語学部古本泰之准教授の案内で外国語学部の授業を体験しました。今年9月に新設したCALL教室で、塚本尋教授と倉林秀男准教授による中国語と英語の学習を体験しました。アメリカのオバマ大統領に関するニュース番組を繰り返し聞くうち、はじめは聞き取れなかった内容もだんだんわかるようになってくる楽しさを経験したようです。
最後は総合政策学部の進邦徹夫准教授による、架空の「まちづくり体験」に取り組みました。2つのグループに分かれ、環境に役立つ動物や昆虫をまちづくりに取り入れながら「生態系マップ」を作成し、自然環境の保護を念頭においたまちづくりについて学びました。
1日でたくさんの体験をした生徒たちからは「大学のイメージが体験することで変わった」「大学の勉強の面白さがわかった」「いろいろなことに興味がわいてきた」などたくさんの感想が寄せられました。
杏林大学ではこれからも地域交流の一つの形として、中学生・高校生への大学体験プログラムの提供に協力していきたいと考えています。