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看護学専攻博士後期課程設置の趣旨

 医療技術の急速な高度化・専門化、高齢社会の到来に伴う疾病構造の変化など、医療・保健・福祉を取り巻く環境は、近年大きく変化しつつあります。このような変化に伴い生じた複雑かつ多様な看護ニーズに的確に応えていくためには、看護の専門分野における実践能力や総合的な調整能力を有する人材の養成が必須であります。また、医療事故が多発する昨今、医療安全管理の在り方について十分な教育を受けた看護実践者の養成も、また強く求められている状況にあります。さらに国際化の進展に伴い、看護学の分野においても国際的な交流・協力活動を視野に入れた人材の育成も急務であります。
 このような社会の強い要請に応えるためには、大学院教育において看護の実践現場と密接な連携を図りつつ、より高度な専門的知識と看護実践能力、さらには地域において最良のケアを提供できる企画管理能力を併せ持つ指導的看護職を育成することが重要と考え、保健学研究科では平成20年度に博士前期課程に「看護学専攻」を設置し、学生の教育を行ってきました。しかし、上記の社会的要請に真に応えるためには、看護学の教育・研究をさらに深め、学際的・国際的な視野に立った高度の研究能力とその基礎となる豊かな学識を有した研究者・教育者を養成する看護学専攻の博士後期課程が必須であるとの考えから、博士前期課程の学年進行に合わせて、平成22年度から博士前期課程および同後期課程をもつ看護学専攻への課程変更を行うことと致しました。
 今後も看護学発展のために寄与したいと考えております。