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【トピックス】 医学部Teacher of the year 2009で5人の教員を表彰

 医学部では毎年、学生による授業評価を行っており、講義の内容や方法の改善に取り組むための基礎資料として役立てています。

 この学生の授業評価では、授業のわかりやすさや教員の熱意、総合的満足度などが評価され、その評価の最も高い教員5人に「Teacher of the year」として、毎年表彰が行われています。

 2009年度のTeacher of the yearは、高橋信一教授、松村讓兒教授、小林富美惠教授、池田隆徳教授、高山信之准教授の5人が栄えあるこの賞に選出されました。

 4月19日(水)に開催された医学部教授会で表彰式が行われ、受賞者に後藤 元医学部長から表彰状が授与されました。

 以下に、受賞された先生方のコメントを紹介致します。



Teacher of the year 2009を受賞して

内科学III(消化器内科) 高橋信一教授

 大学評価、病院評価、職員評価など、いろいろ評価される時代ですが、学生からの評価が一番緊張するものです。利害関係の無い無垢の評価はそれだけ受ければありがたいものだと思っています。一部の学生ですが、あの難関の受験を突破した秀才が、学年が上がるとともに、なぜ成績が落ち、やる気をなくしてくるのか理解できません。そこにはやはり教員側にも責任があると思います。75分の講義を通じて、学生の医学への興味を駆りたたせるよう今後も努力したいと考えております。



感染症学(寄生虫学) 小林富美惠教授

 熱帯病・寄生虫学で扱う疾患は日本における症例があまり多いとは言えません。では、何故これらの疾患について学ばなければならないのか、それぞれの疾患で何がポイントなのかについて講義を通してうまく学生達に伝えられれば良いのですが、未だになし得ていません。そこで、時折、講義終了後に学生達から分かり難かった箇所に関して意見を聞くことにしています。厳しい指摘が出ますが、出来る限りその次からは修正します(字と絵が下手なのは修正できないのですがーーー)。「教室にはいるけれど、心ここにあらず」の学生達が少なからず存在します。彼らを魅了できるような講義が出来ればなぁと思いますが、道は遠そうです。



解剖学(肉眼解剖学) 松村讓兒教授

 昨年、数科目の講義を拝聴しました。いずれもLecture of the year ともいえる明快な講義で、各先生の「天賦の才能」を感じると同時に、多くのヒントを頂きました。
今回、自分がTeacher of the Year に加えて頂いたことは何かの間違いではという印象ですが、諸先生から頂いたヒントを少しは反映できたのかも知れません。もしそうなら、やはりFaculty Developmentは大切なのだと思います。私もいつかLecture of the Yearを行えるようにさらに自らのFDに努めて参りたいと考えております。



内科学II(循環器内科) 池田隆徳教授

 医学部のTeacher of the year 2009を受賞できて嬉しく思っております。学生から選ばれての受賞ということで、喜びもひとしおです。講義においては、多くの学生に循環器内科に興味を持っていただきたいとの願いから、パソコンを用いてのプレゼン形式で行うのではなく、講義直前に配布するプリントとそれを補うための板書というように、従来の方式で行っております。講義中に寝ている学生や内職している学生がいれば、何とか講義に耳を傾けるように工夫しています。本年度も分かりやすい講義をしたいと思います。



内科学II(血液内科) 高山信之准教授

 この度は栄誉ある賞を頂き、誠に光栄に存じます。私が専門とする血液内科学は,わかりにくさでは定評(?)のある分野です。講義では、1) 後から自習可能なテキスト式の講義資料を作る、2) 治療法発展の歴史を物語風に挿入する、3) 図表を多用する、4) 細胞の写真は自身で撮影,吟味したものを用いる、などを工夫しました。これからも、血液内科を通じて、医学を学ぶことの面白さを多くの学生に伝えていきたいと思います。




2010.05.11