平成22年 保健学部・総合政策学部・外国語学部 杏会総会
杏林大学の使命と学生に望むこと |
最近、大学教育においてアーリー・エクスポージャー(Early exposure:早期体験学習)ということばをよく耳にします。 まの大学の使命と考えられるようになっています。 ことの積み重ねが経験となり、社会で自立した人間として生きていく基礎となるのです。ですから、大学生活をと おして、きちんとした計画をたて、それを実行していけるようにならなくてはいけません。 4学部は それぞれ異なる専門分野をめざすものですが、人間の基本を形作っているものは共通のものでありま す。杏林大学は4学部間で相互に高めあうことで、総合大学の利点を活かしていきたいと考えています。 診察と手術に携わってまいりました。この4月に学長となり、いままでほとんど接する機会のなかった文系学部の 先生方と話をしながら、杏林大学のブランドをあげていくことに力を入れていく所存であります。 に評価されます。一方、日本では大学院を出た、博士である、というよりは、どこの大学かに重きがおかれる傾向 があります。 っています。ですから、杏林大学では学生にどのような教育を行い、学生は杏林大学で何を学んだか、を明示す ることで杏林大学のブランドを高めたいと思っています。 に展開して行動していくことが本学の使命であります。 道筋をたてるための支援も含まれます。そのために杏林大学の全ての学生は、一つひとつの「形」をきちんと学 んでほしいと思っています。それは挨拶の仕方にはじまり、勉強の仕方、論文の読み方などです。学生には杏林 大学で全ての基本となる「形」を学び、社会に巣立ってほしいと願います。そうすることで、このあと各人の独創性 が加わり、成果につながっていくものと信じているからです。 |