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【トピックス】 杏林大学病院で「あんずゼリー」を入院食として提供

杏林大学の名前「杏林」は、中国の故事に由来しています。その昔、中国の廬山に董奉という名医がいて、患者さんからは金銭を受け取らず代わりにあんずの苗を植えさせたところ、やがて10万余本のあんずの林をなしたという故事から、後世、良医のことを杏林と呼ぶようになりました。

この故事に因んで、杏林大学の三鷹・八王子両キャンパスの構内には、あんずの木が数多く植えられおり、この時期になると杏色の綺麗な実が多くみのります。

杏林大学病院栄養部では、このあんずをぜひ入院患者さんにも楽しんでいただきたいと、三鷹キャンパス構内のあんずを使ったゼリー作りを思い立ち、6月22日(火)に入院食として提供しました。

栄養部と病院事務部のスタッフが、植木を手入れしてくださる業者さんと共に約400個のあんずの実を摘み取り、栄養部のスタッフが約600食のデザートを作りました。

カロリー制限が必要な患者さんには低甘味料を使用し、また配膳中に溶けてしまう心配のあるゼラチンではなく寒天を使用するなど、調理法にさまざまな工夫を凝らしました。

入院患者さんからは「とても美味しかった」と好評をいただき、栄養部 佐藤ミヨ子部長は、「昨年から、構内のあんずを使った入院食を提供したいと思っていましたが、残念ながら去年は不作の年だったため叶いませんでした。杏林といえば、やはりあんずです。また来年も作りたいと思います」と話していました。


2010.06.25