循環器内科・三輪陽介助教
アジア太平洋不整脈学会のthe Best Paper Awardを受賞
医学部第二内科(循環器内科)学教室の三輪陽介助教が、2010年10月27日から30日の4日間、韓国済州島で開催されたthe 3rd Asia-Pacific Heart Rhythm Society(APHRS)Scientific Sessionにおいてthe Best Paper Award 3rd Prizeを受賞し、最終日のGala Nightで顕彰されました。
APHRSのthe Best Paper Awardは、学会に提出された一般演題のなかから、審査員の採点により優れた研究が基礎、臨床分野からそれぞれ8題選出され、会期中に行われた口頭発表によるcompetitionで、最終的に受賞者が決定される名誉な賞です。
三輪助教の研究テーマは「Deceleration Capacity of Heart Rate for Cardiac Mortality in Patients after Myocardial Infarction」で、自律神経活動異常を反映する新しい指標のDeceleration Capacityが、心筋梗塞後患者の不整脈性心臓死と関連することを示した臨床上とても価値ある研究です。対象となったのは、全例杏林大学病院で診断・治療された患者様です。
口頭発表を流暢な英語で無難にこなし、その後の長時間にわたる質疑応答でも、審査員の厳しい質問に的確に答え、みごとにthe Best Paper Award 3rd Prizeを獲得することができました。今後の三輪助教の当大学での活躍が大いに期待されます。
Gala NightでのAwardの授与式での写真(中央が三輪助教) |
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