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【トピックス】 衛生学公衆衛生学教室・櫻井拓也講師が平成22年度日本衛生学会奨励賞受賞

 衛生学公衆衛生学教室・櫻井拓也講師が「脂肪組織をプローブとした運動トレーニングおよびサプリメント摂取による肥満・生活習慣病の予防・改善効果」の研究で平成22年度日本衛生学会奨励賞を受賞しました。

 櫻井講師は、肥満・生活習慣病の予防・改善のためのストラテジーを確立するため、肥満・生活習慣病の重要な原因臓器の1つである脂肪組織(脂肪細胞)に対する運動トレーニング(TR)やサプリメント摂取の効果についての研究を行ってきました。本研究では、TRが脂肪組織由来幹細胞の脂肪細胞への分化を抑制させ、脂肪細胞数を減少させることを突き止めました。さらに、遺伝的肥満もしくは糖尿病マウスの脂肪組織で活性酸素量が増加していることに着目し、TRやライチ由来低分子化ポリフェノール・Oligonol摂取の影響を検討した結果、TRやOligonol摂取には、脂肪組織の酸化ストレスを軽減することによって脂肪組織の炎症反応を抑え、生活習慣病を予防・改善する効果があることを明らかにしました。これら一連の研究が評価され、本受賞となりました。

 櫻井講師は、「今回の受賞を糧に、今後はより一層の努力を続け、研究を発展させていくことで生活習慣病の予防・改善のストラテジー確立に寄与したい」と話しています。

衛生学公衆衛生学教室教授 木崎節子