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本学医学部3期生の豊田道明先生が渋谷区医師会長に就任

 東京都渋谷区で仁愛医院を開業されている本学卒業生の豊田道明先生が、このたび平成23年・24年度の渋谷区医師会長に選任されました。本学の卒業生が23区の医師会長に就任するのは豊田先生が初めてです。

 渋谷区医師会は、昭和23年に設立され、平成23年3月末現在、312の医療機関と505名の会員を有しています。設立以来63年間にわたり、地域医療の担い手として活動してきました。

 豊田先生は、昭和47年に本学医学部の3期生として入学。学生時代の一番の思い出は剣道のクラブ活動だということで、剣術の腕を上げたい一心で、八王子キャンパス下にあった学生寮を夜遅くに出て、暗い坂道を上り体育館で一人練習に明け暮れることもあったそうです。
卒業後は、現在の心臓血管外科の前身の胸部外科に入局され、開設者でもある教授の池田晃治先生に師事した後、昭和27年に渋谷の地に父親が開業した仁愛医院を引き継がれました。

 豊田先生は、医師会長を務めるにあたっての抱負として、和を重んずることを座右の銘にしていると話し「人が集まると力になります。人は実際に顔を合わせ、お互いの顔を認識することから繋がりができ、絆が生まれます。自らが動いて色々な所や会合に顔を出すようにしていますし、新しく建て替えた医師会館には会員同士が気楽にコミュニケーションを取れる部屋を作りました。こうした顔の見える連携を目指すとともに、医師会のメリットや魅力を伝えることによって会員数を増やしていきたいと考えています」と述べました。

 また、将来の医療を担う医学生たちへのメッセージとして、「地域医療には介護もあり、高齢化に伴う認知症患者の増加など、やることが沢山あります。独居老人のお宅を訪問し、一緒にお茶を飲むことも大切なコミュニケーションです。いま、患者さんを支える地域のコミュニティーは数多くあり、地域医療に携わる医師はその歯車の一人になります。地域医療には地域医療の面白さ、やりがいがあります」と語り、地域医療の重要性を説いていました。