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【トピックス】 救急救命学科学生による野球部へのAED講習会

 9月14日午後、八王子キャンパス救急医学系実習室において、野球部へのAED講習会が開催されました。73人が受講し、指導は講習会インストラクターを担当した救命学科の学生13人があたりました。
 

 
講義に聴き入る学生。教員、保健センターの職員も講習を見守りました。



  講習会は、はじめに救急救命学科の和田貴子教授から心肺蘇生法とAEDの取り扱い方法に関する講義が行われました。AED使用の蘇生事例として、野球のプレー中に胸部にボールを受け、その衝撃で心臓の痙攣が起こる(心臓震盪)例が報告されているという具体的な話も紹介されました。
  講義の後は、円谷照未助教の進行により、8つの班に分かれ心肺蘇生法の実技講習に移りました。各班の指導にはインストラクターの学生が2人ずつあたりました。今回のインストラクターは、今月初旬に「救命救助法」の授業を受けて応急手当普及員になったばかりの1年生5人も参加しました。5人は上級生とペアでインストラクターを務め、応急手当普及員としての一歩を踏み出しました。
 受講者が、積極的に声を出して実習されていたのが印象的でした。これまで何度もAED講習会を開催してきましたが、実技は多くの場合、「誰が最初に実施するか」「次は誰か」と受講者が多少戸惑う時間があり、そこをうまく促進していくこともインストラクターの役割でした。しかし今回は、みな大変積極的で「次は誰?」という戸惑いの間もほとんど見られませんでした。「誰か来てください!」と大きな声を出し、次々にテンポよく体験していく様子は、この講習会そのものが一つのチームプレーのようでした。
 

 



  心肺蘇生法を一通り経験した後、AEDの取り扱い方法を実習しました。最後には「部活動中に倒れた」という想定で、電話による119番通報を含めたロールプレイを4人の部員に体験してもらいました。今回の講習会は、インストラクターを務めた学生も「技術を伝えていく」ことのやりがいや達成感を感じたのではないかと思います。 

(保健学部救急救命学科助教 山内亮子)

2011.9.17