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【トピックス】 第38回 医学部慰霊祭が挙行されました

 第38回杏林大学医学部慰霊祭が、10月7日(金)午後1時30分より三鷹市公会堂で厳かに執り行われました。
 この慰霊祭は、医学の発展のため自らの身を捧げられた方々の御霊に対し、ご冥福をお祈りし感謝の意を表わすもので、例年この時期に開催されています。今回は、ご遺族83名をはじめ、学園関係者や医学部、保健学部、看護専門学校の学生を合わせた約600名が参列しました。
 開式の辞に続いて、後藤 元 医学部長が「今祭壇にいらっしゃる552名の皆様は、学生教育のため自ら進んでご遺体を寄与していただいた方や、病気の成因の解明のため、解剖をさせていただいた方々です。医学は日々進歩していますが、まだまだ医学の力の及ばない点があり、今後も病魔の原因の追究を継続していく必要があります。私ども杏林大学医学部は、皆様方の無言の教えに報いるべく、より深遠な教育、より高い医学、そしてより温かい医療を目指し、今後も研鑽に励み、病める方々へ少しでも寄与することをお誓い申し上げます」と追悼の辞を述べました。
 次に、学生を代表して医学部5年生の稲永亮平さんが「初めての解剖学実習でご遺体と対面した時のことが今でも鮮明に思い出されます。ご遺体からは、『私の遺志をくみ取り、これからもしっかり勉強して下さい』と励まされているような気がしました。私達は、将来基礎医学、社会医学、臨床医学とに分かれ、それぞれ道を歩んでいくことになると思いますが、その時、喜びや悲しみ様々な体験をして来られたその大事な御身体を捧げて下さった尊いお心に対し、尊敬と感謝の念を忘れません」と誓いの言葉を述べました。
 この後医学部管弦楽団による奏楽の中、参列者全員が献花を行って故人の冥福をお祈りし、最後は甲能直幸病院長が挨拶を行い、1時間に渡る慰霊祭を滞りなく終了しました。


2011.10.12