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【トピックス】 泌尿器科・桶川准教授 日本癌治療学会学術集会で優秀演題賞、4度目の受賞

 平成23年10月27日から29日にかけて行われた第 49 回日本癌治療学会学術集会において、泌尿器科・桶川隆嗣准教授が優秀演題賞を受賞しました。

 桶川准教授の演題は「去勢抵抗性前立腺癌に対するドセタキセル療法での末梢循環癌細胞検査の意義」で、進行性前立腺癌症例に対する抗がん剤であるドセタキセル治療経過において循環癌細胞(CTC)の検出およびCTCの遺伝子型の検査することで個人個人にあったいわばテーラーメイド的な治療ができる可能性を明らかにしました。現在、国内外で行われている去勢抵抗性前立腺癌に対する治験薬においてもこの検査が効果判定の一つとして意義があると周知され組み込まれています。桶川准教授は、この検査意義に関して6年前より積極的に研究をおこない、多くの論文掲載があり国内外で注目されている研究です。本研究に対して癌治療における最高峰の権威ある日本癌治療学会総会で第45回(2007年)優秀演題賞、第46回(2008年)優秀演題賞、第47回(2009年)最優秀演題賞し、そして、今年の受賞で4度目となり、本研究の質の高さが伺えます。

 桶川准教授は「数年後には去勢抵抗性前立腺癌における薬剤が少なくとも3種類使用できるようになります。患者さんに効果のある薬剤を選択してもらうためにもCTC検査法が有用になってきます。さらにCTC遺伝子レベル解析を行うことで的確な薬剤を組み合わせることができるようになると思います。」と話しています。

 

 

2011.11.24