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日ごろの学びを活かし人命救助 救急救命学科学生に消防署表彰

 人命救助したのは本学保健学部救急救命学科3年生の井上泰道さんです。井上さんは昨年12月18日(土)午後1時頃、東京・新宿区の国立霞ヶ丘競技場で開催された「2011神宮外苑EKIDEN」で救護ボランティアに参加していましたが、リレー競技中に男性(33歳)が突然倒れて心肺停止状態に陥りました。たまたま男性のすぐそばにいた井上さんは、大勢の人たちが見守る中で、直ちに脈をとったり心臓マッサージを施し、一緒にボランティア活動をしていた国際医療福祉専門学校(千葉市)の学生ら6人も駆けつけて、迅速的確に心肺蘇生処置を行いました。男性は救命処置が早かったため、救急車で病院に運ばれたあと後日元気に退院し、社会復帰したということです。

左) 清水洋文 四谷消防署長 右) 井上泰道さん

左) 清水洋文 四谷消防署長 右) 井上泰道さん

左) 清水署長 右)保健学部 和田貴子教授

左) 清水署長 右)保健学部 和田貴子教授

 この功労に対して東京消防庁から感謝状が贈られることになり、1月30日(月)、四谷消防署の清水洋文署長らが本学の三鷹キャンパスを訪れ、本部棟の貴賓室で松田博青理事長や跡見裕学長らも列席して授与式が行われました。この席で清水署長は「人命救助の功、誠に顕著であり、深く感謝の意を表します」と感謝状を読み上げ、井上さんは緊張した面持ちで受け取っていました。
 授与式後の懇談の中で松田理事長から「みんなの見ている中で良くやりました。立派です」と声をかけられると、井上さんは「心の中では本当は焦っていたのですが、やらなければいけないとの思いの一心でした」と答えていました。また、跡見裕学長からの「これで就職先は決まったようなものだね」とのジョークに会場は大きな笑いに包まれ、和やかな雰囲気の中、皆で井上さんの善行を讃えていました。
 将来消防官を志望しているという井上さんは「人助け出来たことを本当に嬉しく思います。とっさに体が動きましたが、これも日ごろ大学で学んでいることが活きたのだと思います。実際に人命救助してますます消防官になりたい思いを強くしました」と語っていました。


松田理事長 (左) と跡見学長 (右) に囲まれて  

松田理事長 (左) と跡見学長 (右) に囲まれて

2012.02.02