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平成24年9月卒業式が行われました

  

キャンパス内の杏や銀杏並木を吹く風に時折秋の気配を感じる9月13日(木)、午前11時より平成24年9月卒業式が三鷹キャンパス 大学院講堂で挙行されました。
学部、大学院でそれぞれ博士、修士、学士の学位を授与されたのは、大学院医学研究科4名、保健学研究科2名、国際協力研究科14名、総合政策学部13名、外国語学部16名のあわせて49名です。

式では後藤 元 医学部長が学事報告を行い、各研究科・学部の代表者に学位記が授与されました。続いて、跡見 裕学長が式辞を述べました。
跡見学長は、卒業にあたり周囲の方々の支えを決して忘れないでほしいと伝えた上で、「各々の学位記は杏林大学の保証書であり、世界に通用するものでもあります。成功や挫折を含め、研究の過程で諸君が得た貴重な経験や学びは、社会の様々な分野できわめて有用となります。いま世界はグローバル化のまっただ中にあります。今後も一層の努力をもって、個々の国を超えたグローバルな活躍をしてください」と卒業生を激励しました。

また、教員を代表して松田和晃総合政策学部長・国際協力研究科長が祝辞を送りました。
松田学部長は、中島敦の『名人伝』で、弓の名手を志した者が艱難辛苦の修行を経て腕前をあげる箇所を引用し、「今日、手にした学位は一つの通過点に過ぎません。社会には乗り越えるべき問題がいくつも現れるが、多くの経験を積み、それらを解決してほしい」と話しました。さらに、修行の末主人公は弓のなんたるかすら忘却してしまうという同書の結末に触れ、「社会的役割や使命を見失うことなく、研鑽を続け、いま各自が持つ知識を知恵へと昇華させてほしい」と結びました。

式終了後は、研究科・学部に分かれ、卒業生一人ひとりに学位記が授与されました。卒業生の一人で国際協力研究科の国際言語コミュニケーション専攻で学んだ徐然さんは、「日本で学び、生活する中で、文化や人など日本のよいところにたくさん触れることができました。この経験を中国に帰り、同じ世代の多くの若者に伝えたい。将来は、メディアや観光関係の仕事をして日中友好に寄与したい」と話していました。

   

2012.9.13