平成24年10月20日(土)に東京で開かれた第127回日本薬理学会関東部会において、医学部薬理学教室大学院生(社会人)大槻英男医師がYoung Investigator Awardを受賞しました。
大槻医師の受賞は、同学会での口演”前立腺癌への抗LAT療法の基礎的検討“に対するものです。前立腺癌のホルモン依存性変化にともない、アミノ酸トランスポーターLATファミリーの発現が変化するという、生物学的に興味深いだけでなく、前立腺癌の新たな治療標的にもつながる結果を示しました。社会人大学院生で、限られた時間の中、不断の努力があったからこその受賞だと思います。
受賞した大槻医師は「このたびのYoung Investigator Award受賞をとても光栄に存じます。1年前大学院に入学した当初は基礎実験の知識も技術も全くありませんでしたが、櫻井教授の的確なアドバイスと、スタッフの皆様の親切なご指導・ご支援のお陰で受賞することができました。薬理学教室の皆様に心から感謝を申し上げるとともに、今後更に結果を出すべく精進していきたいと思います」と話しています。
大槻英男医師と櫻井裕之教授