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外国語学部八木橋講師が羽村市の杏林大学文化講演会で講演

 11月25日(日)、羽村市生涯学習センター「ゆとろぎ」講座室1において、杏林大学文化講演会が開催され、「翻訳が成功する時〜言葉はいかにして文化の壁を超えるのか〜」と題して、外国語学部英語学科の八木橋宏勇講師が講演しました。
 この文化講演会は、包括的連携協定を締結している羽村市の教育委員会が主催者となり、杏林大学が協力する形で年2回(平成19年度より)開かれているもので、今年度は9月の医学部呉屋教授に続き今回が2度目の開催となります。

 八木橋講師は、まず英国におけるトイレの紙の処理や米国の救急搬送の方法が日本とは異なるという点に触れ、Pragmatic Transfer(自文化の中でごく自然に期待されている行動や言葉の使い方を、他文化にもそのまま移して使ってしまうこと)が異文化では大きな問題を引き起こす可能性があることを紹介しました。つまり、日本では「当たり前」なことでも外国では「当たり前ではない」ということで、文化によって異なる文化的慣習の<わきまえ>が重要であると説きました。
 例えば、文化を超えられないイメージの一例として、「八重歯のかわいい女の子」という表現を取り上げ、西欧では八重歯(double teeth)はドラキュラをイメージしてしまうため「かわいい」からは程遠いものになってしまうこと、こういう時は思い切って「八重歯」を訳さないのも一つの手法であると説明しました。
 
 その他にも、戦後の名訳とされるドナルド・キーン(杏林大学名誉博士)による太宰治の『斜陽』の英語訳を取り上げたり、宮崎駿の「となりのトトロ」の英語字幕等を題材にしながら、ユーモアたっぷりに翻訳のおもしろさ、難しさを解説していきました。

 そして最後に翻訳とは、ただ単に「二言語」に堪能というだけではつとまらない。言語と文化が切っても切り離せない密接な関係にある以上、両方の言語圏の文化にも精通していることが一番重要であるとまとめました。

 今回の文化講演会には、翻訳や言葉について関心のある方々が多く参加していた様子で、講演が終了してからも最後まで熱心に質問をしていました。

2012.12.3

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