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医学部高齢医学・小林非常勤講師が日本老年医学会優秀論文賞を受賞


 医学部高齢医学教室・もの忘れセンターの小林義雄非常勤講師が日本老年医学会雑誌に発表した論文「特発性正常圧水頭症とアルツハイマー型認知症の定量的画像指標の比較」が、日本老年医学会の2012年度優秀論文賞に選ばれ、2013年6月4日〜6日に大阪にて開催された第55回日本老年医学会学術総会の場で表彰されました。

 本論文は、アルツハイマー型認知症と特発性正常圧水頭症患者、および特発性正常圧水頭症の手術適応を決める際に参考になる髄液排除試験(タップテスト)が有効であった患者と無効であった患者の頭部MRI所見の特徴について検討し、特殊な画像解析ソフトウェアを用いなくても簡易な測定でこれを鑑別できる可能性を示した論文です。

 小林講師は「日常診療の疑問から出発した研究論文がこのような名誉ある賞を頂き、大変嬉しく思っております。また、高齢医学神﨑恒一教授、鳥羽研二前教授を初めとする関係者の皆様のお陰と、心より感謝申し上げます。本研究によって特発性正常圧水頭症、アルツハイマー型認知症をはじめとした認知症の診断・治療技術の向上と、患者さんやご家族のためになれば幸いです」と受賞の喜びを話しています。


(医学部高齢医学教室・もの忘れセンター教授 神﨑恒一)

2013.06.14