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精神神経科学教室 鬼頭伸輔講師が日本薬物脳波学会奨励賞を受賞

 精神神経科学教室の鬼頭伸輔講師が、7月12日(木)〜13日(金)栃木県那須町で開かれた第16回日本薬物脳波学会で日本薬物脳波学会奨励賞を受賞しました。
 薬物脳波学は、脳波を利用して薬物が脳機能に及ぼす作用を調べる研究領域です。鬼頭講師は経頭蓋磁気刺激(TMS)を応用して治療抵抗性うつ病の治療を行っています。TMSは、磁気刺激により生じる脳内の誘導電流によってうつ病の脳の機能を変化させることにより症状の改善を図るものです。最近の脳機能画像研究から、うつ病患者では特定の神経ネットワークに異常があることが知られていますが、鬼頭講師は高密度脳波計を用いてうつ病患者の脳波を記録し、経頭蓋磁気刺激がガンマ帯域における左背外側前頭前野と楔前部の機能的結合性(functional connectivity)を変化させることを初めて明らかにしました。これらの知見が、うつ病のTMSによる治療ならびに薬物脳波学の発展に大きく寄与すると評価され、日本薬物脳波学会から奨励賞を受賞しました。

 鬼頭講師は、「うつ病の新しい病態生理として、脳の機能的結合性(functional connectivity)の異常が注目されています。この研究から、経頭蓋磁気刺激が機能的結合性を変化させ、それに伴ってうつ病を改善させることが示唆されました。今後、機能的結合性の改善が新しい治療標的となる」と述べています。同講師はすでに我が国のTMS治療の指導的立場にあります。今回の受賞によりその評価はさらに高まると思われます。

             中央)鬼頭講師 右)古賀教授

             中央)鬼頭講師 右)古賀教授

2013.07.19
精神神経科学教室

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