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総合政策学部からのメッセージ
“総合力で生き抜こう”

 私たちの暮らしている社会には、国家や地方自治体から会社や学校・サークルのようなものまで、さまざまな規模や構造の集団があり、こうした組織と常に関わりながら生活をしています。したがって、それぞれの組織が運営を決定するためのポリシーである「政策」は、国民や市町村民、あるいは社員や学生など、集団に属している人びとに大きな影響を及ぼしているため、政策を正しく理解しておくことは、その集団を発展させるために、そして自分自身を守るために不可欠であるといえましょう。

 こうした、社会を形づくっている要素を勉強するのが社会科学という分野で、日本では多くの大学に政治学部、経済学部、法学部、商学部、経営学部、福祉学部、環境学部などが設置されています。ところが、たとえば株価の上下が会社の営業利益のみで決まるのではないように、現実の日常社会における政策は、単独の分野の知識だけでは理解できず、各分野の複合的な総合力が欠かせません。

 「政策」についての「総合」的な理解力を養うため、私たち「総合政策学部」は、上に記したような分野のすべてが一つの学部で学べるよう、多くの異なった分野の専門家をそろえています。また、こうした異分野の知識が関連づけて理解できるように、一つひとつの授業にいろいろな工夫をしています。

 たとえば、異分野の教員が何人も集まって一つの授業を担当する学際演習では、会社経営の方法やディベート(討論)のテクニックなど、広範な知識をもとにした実践的な能力の訓練が、学生が主体となって学ぶアクティブ・ラーニングという方法をとり入れて行われています。また、一年生から開始するプレゼミナールなどでは、多くの聴衆に対する発表・説明能力を競うプレゼンテーション大会が催されています。総合政策学科と企業経営学科の2つの学科に横断的に置かれているゼミナールでは、ひとりの担当教員のもと、両学科の学生が分野をこえての人間的なつながりを深めています。さらに、こうして培われた総合的な政策理解能力が実社会で十分に発揮できるよう、就職シミュレーションなどの就職指導や資格取得に力を注いでいます。

授業では学生が積極的に学ぶスタイルを多く取り入れている

授業では学生が積極的に学ぶスタイルを多く取り入れている

上級学年では企画力・発表力ともに高まってくる

上級学年では企画力・発表力ともに高まってくる

ゼミナールでは研究とともに人間関係も深まる(写真はゼミ合宿)

ゼミナールでは研究とともに人間関係も深まる(写真はゼミ合宿)

 こうして私たちの学部から社会へと巣立っていった方たちの数は、すでに一万名になろうとしています。各界での活躍のさまをニュースで見たり、町のあちこちでOBから声をかけられたりするたびに、私たちの教育が実践力として活用されていることを実感し、教員一同、将来の日本や世界を支えていく人材の育成に熱意を燃やしています。受験生の皆さん、総合政策学部で社会を生き抜く智恵・組織を動かす能力を身につけて、未来の日本をそして世界を創る一員になって下さるよう希望します。

2014年1月