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医学部5年生 高山真梨子さんが日本胸部外科学会で発表奨励賞を受賞

3月1日(土)、東京・都市センターホテルにて開催された第164回日本胸部外科学会関東甲信越地方会で医学部5年生の高山真梨子さんが、「左房後壁より起始した巨大粘液腫に対し腫瘍摘出術を施行した超高齢者の一例」を学生発表のセッションで発表し、「医学生による発表奨励賞」を受賞しました。

高山さんが発表した「左房後壁より起始した巨大粘液腫に対し腫瘍摘出術を施行した超高齢者の一例」は、当院で行われた90代 男性の腫瘍摘出手術に関してのもので、超高齢者に対する粘液腫手術症例の報告は稀であり、高山さんは本学心臓血管外科学・窪田博教授と稲葉雄亮助教の指導のもと、文献的考察を加えて報告を行い、質疑応答にも対応しました。

この受賞について、高山さんは「このような貴重な機会をいただいたことを、たいへん嬉しく思います。ご指導いただいた窪田教授と稲葉助教、心臓血管外科の先生方にあらためて感謝申し上げます。考察に際して、慣れない英語の文献をあたる等苦労もありましたが、こうした経験をもとに、さらに新しいことに挑戦していきたいと思います」と喜びを語っています。
高山さんの指導にあたった窪田教授は「高山さんは、超高齢者の心臓腫瘍手術に関する多くの英語文献を積極的に検索し、読み込みました。その結果、単なる希少性の発表に留まらず、来る高齢化社会において超高齢者に対する心臓手術の適応を考慮する際には、年齢だけではなくADLが非常に重要であると考察し、質疑に対してその旨堂々と応答しました。発表後会場からは温かい拍手が送られていました。偶々私が学生発表セッションの座長を務めており、会場で直接賞状を渡すことができ嬉しく思いました。高山さんの積極的な姿勢は大変貴重で、その積み重ねが将来患者さんへの治療に生かされることでしょう。これからも研鑽を積んで下さい」と受賞を称えています。

2014.3.12