杏林医学会学生リサーチ賞は本学での将来の研究の担い手となることが期待される学生の研究活動を奨励するために設けられているものです。
卒業式が行われた3月18日(火)、工藤翔平さん(医学部6年)、石川千尋さん(保健学部臨床検査技術学科4年)、伊井美沙紀さん、堂元詩織さん(ともに保健学部健康福祉学科4年)の4名に対して、杏林医学会第3回学生リサーチ賞が授与されました。
工藤翔平さんは医学部臨床検査医学教室の大西宏明准教授と大塚弘毅助教の指導のもと、Mycobacterium kyorinense(いわゆる杏林菌)の遺伝子解析において、主体的に実験を行い、その結果いくつかの遺伝子配列を決定しました。本研究成果の一部は2013年にGenbankに登録され、工藤さんの名前も登録されました。
また、石川千尋さんの卒業研究「女性ホルモン作用を有する Equol のヒト尿中主要代謝物 7-glucuronide の単離精製」、伊井美沙紀さんと堂元詩織さんの卒業研究「オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)の交替性転向反応に関する研究」は、保健学部臨床検査学科、健康福祉学科の卒業研究発表会で最も優れた卒業研究としてそれぞれ選出され、価値ある研究として高く評価されました。4名には受賞を機にますます活躍することを期待します。