医学部高齢医学教室の柴田 茂貴助教が、2014年度の「第28回ノバルティス老化および老年医学研究基金」助成研究に選ばれ、2014年6月12日〜14日に福岡にて開催された第56回日本老年医学会学術集会の場で表彰されました。
柴田助教の研究テーマは「経頭蓋ドップラーを用いた認知症早期発見ツールの開発」で、経頭蓋ドップラー法によって評価した脳血管機能や脳動脈硬化と、認知機能との関連を明らかにし、同法を認知症の早期発見に役立てようというものです。
柴田助教は「日常診療の疑問から出発した研究アイデアがこのような名誉ある賞を頂き、大変嬉しく思っております。神﨑恒一教授を初めとして、共同研究者である永井久美子助手と宮澤太機リサーチレジデント及び高齢医学教室員の協力のお陰と、心より感謝申し上げます。本研究による診断ツールが認知症の早期診断にとって有用になり、患者さんやご家族のためになれば幸いです」と受賞の喜びを語っています。