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教育実習報告会を開催 4年生が後輩に“教師の魅力”の実体験を報告

 11月21日(金)と28日(金)の両日、次年度教育実習を予定している八王子キャンパスの外国語学部・総合政策学部・保健学部の3年生を対象とした「教育実習Ⅰ」の授業で、教育実習を終えた4年生3名を招き、教育実習報告会を開催しました。
 いずれの発表も充実した実習ぶりがうかがえる内容で、力強い先輩の言葉に3年生は大いに刺激され、活発な質疑応答がなされました。以下にそれぞれの報告の概要を掲載します。

【保健学部 健康福祉学科 4年 鎌田奈央美さんの報告】
 私は、母校である上尾市立大石中学校で3週間教育実習を行った。養護実習と合わせて6週間の実習のうちの後半がそれに当たった。
 1〜2週目は授業見学や授業、3週目は研究授業を行った。授業は1年生の「性」に関する範囲を7時間行った。大学で行う模擬授業とは全く異なり、また内容も性ということもあったためか、生徒の反応はとても良かったが、笑う生徒も出てしまった。しかし、授業を行う前に、控室等で板書や発問の練習をしておくと、笑ってしまった生徒に対しても対応することができ、授業を落ち着いて行うことができると感じた。また、授業の終わりにワークシートに感想を記入する時間を設けた。ワークシートを回収して読んでみると、生徒がどの程度理解しているか、授業に対してどのように考えたのかが分かり、とても参考になった。研究授業の際に生徒が沢山発言してくれたのは、毎日話さない生徒がいないようにしていたことにより、生徒との信頼関係が構築できたからであると感じる。
 授業見学では、他の教科の先生の授業を見学した。先生一人ひとり教え方の工夫を知ることができるだけでなく、板書の仕方や発問の工夫など学ぶものが多かった。また、授業見学を通して、疑問に思っていること等を質問することで授業の良いところを取り入れることができ、先生方とのコミュニケーションが取れるので、積極的に時間を見つけて話すことが大切である。
 授業以外では、道徳の時間を使って自分の話をさせていただいたり、朝の会や給食、清掃、帰りの会も任せていただけたりしたことで、生徒との関わりも増え、指導方法を考える良い機会となった。特に、健康診断の事前指導や健康観察は生徒の表情や反応を直接見聞きできたので、勉強になった。掃除の時間は、指導が通らない部分もあったが、根気よく指導する力がついたと思う。また、指導方法で不安があった時には、担当教諭の先生にすぐに報告し、アドバイスをいただくことも大切であると感じた。
実習生が生徒に与える影響は大きい。生徒と年齢が一番近いということもあり、先生という立場は忘れることなく仲良くすることができる反面で、毅然とした態度も必要である。毎日の帰りの会では、生徒の良かった行動や発言等を紹介した。私が大切にしている「良いところを伸ばす」という目標が実行できた実習だったと感じる。
 生徒だけでなく、教職員との信頼関係を築くこともでき、教師の魅力を実感した、有意義な3週間の教育実習であった。

【総合政策学部 4年 渡辺皓太さんの報告】
 私は母校の東京都立日野高等学校で3週間の実習を行わせていただきました。授業(公民科)は3年生の7クラスを担当しました。授業範囲は、「基本的人権」の「平等権」と「自由権」でした。1週目は主に授業見学をし、同時に教材研究を行いました。2週目から授業を担当させていただきました。終わってみると本当に良い経験をさせて頂いたと思います。生徒も含めたくさんの方々と出会うことで、より一層成長させていただきました。
 実習が始まる前から担当の先生に厳しく指導していただきました。今となっては感謝していますが、不安が大きくなったのも事実です。しかし、大学の授業で教えて頂いた「生徒の貴重な1時間をもらっている」という言葉を胸に、堂々と思いっきり実習に取り組むことを意識しました。準備が全く足りなかったので、1週目の授業見学に力を入れました。生きた教材である先生方の授業を見学し、言い方は悪いかもしれませんが、良いところを盗むということを意識しました。この時のメモは、メモ帳2冊分くらいになりました。それが功を奏したのかは分かりませんが、最終日に生徒にアンケートをとると、「良かった」などの意見が多く、やった甲斐があったと思っています。
 HRでは、初めは全然打ち解けられませんでした。そこで、積極的に名前を覚えて話しかけることを心がけました。体育祭もあったので、2週目くらいには生徒たちと打ち解けることが出来たと思います。最終日には花束と色紙を頂いて、本当にこのクラスで良かったと思います。
 私が実習を行ってみて一番感じたのは、教師という職業の忙しさとやりがいです。教材研究から始まり、生活指導、学習指導、部活動指導、そして特別活動指導まで、やる仕事がたくさんあることを知りました。これは生徒の時には見えなかった教師の一面だと思います。さらに、体育祭の時には朝5時半にグランドの水抜きやライン引きを一緒にやりました。これらは生徒を思っているからこそできる行動だと思います。先生方が忙しさを微塵も感じさせずにイキイキと生徒たちと接していることに感心しました。生徒たちに有意義に学生生活を送ってもらうことに喜びを感じることが出来る教師という仕事に改めて魅力を感じました。

【外国語学部 英語学科 4年 野間まどかさんの報告】
 私は、母校である栃木県宇都宮市立鬼怒中学校で15日間、教育実習をさせていただきました。担当になった学級は1年生のクラスで、英語の授業を担当したのは合計4クラスでした。学級では、朝の会・帰りの会、給食、掃除の指導をしました。こうした授業以外での場を利用し、生徒理解や交流に努めました。
授業については、3週間のうち1週目は主に先生方の授業を見学し、生徒たちが普段どのような授業をどんな様子で受けているのか等を観察しました。私が実際に授業をしたのは2週目からです。授業やその他の場面で、これから教育実習に臨む後輩たちにぜひ実践してほしいと思ったことを4つ紹介します。
 1つ目は「明確な指示・説明をすること」です。これは、実習先の事前指導の時から何度も繰り返し言われたことです。例えば、「顔を上げてへそをこっちに向けなさい」「教科書を見なさい」「シャーペンまたは鉛筆を持ちなさい」「〇分までにやりなさい」等という言い方をします。また、指示をしたら全員がきちんと従ったかを確認します。「終わったらどうするか」の指示もあった方が良いと思います。また、「生徒にわかってもらうこと」を第一に考えて下さい。私は「良い先生になろう」とばかり考えていて、きちんと叱ることもできない時がありました。
 2つ目は、「よく勉強すること」です。まず学習指導要領をよく読み込んで下さい。教科に関しても、間違ったことを教えることがあってはいけません。また、生徒がせっかく興味を持って質問してきたことに答えてあげられないようでは困ります。
 3つ目は、「ルールを守ること」です。法律はもちろん学校内外での社会的常識や、実習先での決まり事は必ず守って下さい。こっそり生徒と連絡先を交換した実習生が、教員免許をもらえなくなってしまったこともあるようです。また、SNSを利用している学生も注意が必要だと思います。例えば実習生がFacebookの会員だった場合、本人は生徒にFacebookをやっていると一言も言わなくても、生徒の誰かが実習生の名前で検索すれば、プライベートが生徒たちに広まることもありえます。万が一のトラブルを避けるため、また公私を分けるため、SNSは特定の人にしか閲覧できないように設定するか、利用しないようにして下さい。
 4つ目は「研究授業について調べておく」ことです。私は実習先で研究授業の準備をしようとして初めて、「研究授業とは何か」「何のためになぜやるのか」を考えましたが、実習中だと時間に余裕がないため大変です。研究授業は、実習での成長をお世話になった先生方にお見せするためのいわば集大成、と私は捉えました。終了後は見に来て下さった先生方全員に、「何か改善点や、お気づきの点があればぜひお伺いしたいです」と、お礼をしに伺いました。
 後輩の皆さんは、以上のことを参考にして、教育実習を有意義なものにしてください。応援しています。

2014.12.13

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