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杏林AP推進委員会主催FD/SDを開催

 まだ正月も明けきらぬ1月5日に杏林AP推進委員会主催の「平成26年度 高校と大学をつなぐFD/SD」が大学院講堂で行われ、70名弱の教職員が参加しました。

 稲垣大輔高大接続推進室長の司会で、跡見学長の挨拶の後、聖徳学園高等学校の伊藤正徳校長が「つながる力、つなげる力 高校教育における外部連携の可能性」と題して、つづいて順天高等学校の中原晴彦国際部長が「日本のグローバル化と高校教育」と題して講演を行いました。

 伊藤先生は、まず、青少年意識調査(内閣府)結果から、日本の若者の自己肯定感が低く不安感が他国に比べ高いことを指摘し、決められた知識や技能を授けるだけの減点方式の教育を問題としました。21世紀型の学びはInternational Baccalaureate(IB)などで示される新しい学習者像をもとにしたアクティブラーニングが重要だとし、そのための基礎知識を高校で学ぶことが必要だとしました。そしてロールモデルとしての社会企業家を引き合いに、聖徳学園ではOECD PISA キーコンピテンシーと同様な「人とつながる」「知識をつなげる」「世界とつながる」の3つのつながる力の育成に力を入れていると話されました。
 そのためには高校の中のみでの教育には限界があり、実績を積んできた杏林大学との連携、地域との連携、そしてローカルからグローバルへ飛躍といった実践例を紹介しました。杏林大学とは、例えばオランダ大使の聖徳学園での講演にスノードン副学長が同席したことやフィールド教授のグローバルセミナー出張講義などが、また地域との連携では新潟県阿賀町での農家宿泊・物産展開催や武蔵境活性化委員会との連携などが紹介されました。グローバルな留学先として、アジア諸国を視座に行先を開拓しているとのことです。
 そして本学の高大接続には、多くの高校、地域、海外と結ぶハブまたはコアとしての役割を期待していると締めくくりました。

 次に、中原先生は180年も昔に遡る理系の私塾としての順天高等学校の歴史から話が始まりました。明治維新、終戦、現代のグローバル化という3つの開国の中で、日本人は外圧を能動的に変換してきた点を指摘しました。順天高等学校では1964年の東京オリンピックの年から高校生の海外派遣が始まり、現在では海外修学旅行で生徒全員に拡大しているそうです。1980年代のジャパン・アズ・ナンバーワンの時代には、多くの在外教育施設が日本人子弟向けに設立されバブルの崩壊とともに閉鎖された施設も多いことを、ご自身も勤務されていた経験に基づいて話されました。当時と現代のグローバル化の時代との対比で、経済戦士を支えるための教育から、不調な経済を革新してゆける人材育成を教育に期待されていると話されました。SGHに指定されている順天高校では父兄から英語教育について質問されることも多いようです。しかし文部科学省もSGH指定の概要で、英語力とか経済戦士を育成することを求められているわけではなく、問題解決力やコミュニケーション力等の国際的素養が示されています。すなわちグローバル市民です。 そして、最後にIB Learnerのプロファイルの最初に示される「探究する人」の育成のため高大接続が重要であると締めくくりました。

 その後の質疑応答では、入試方法なども含め活発なやり取りがされ、最後にスノードン副学長が、周到な準備をされたご講演にお礼を述べ閉会しました。

<高大接続推進室>
2015. 1. 6

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